出雲旅行2017-7 古代出雲歴史博物館

出雲の歴史に触れる博物館へ

古代出雲歴史博物館

出雲大社を参拝した後、妻が博物館に行きたいというので、その隣に位置する古代出雲歴史博物館に立ち寄ることにした。

広大な敷地に、開業してから10年というガラス張りの綺麗な建物。

深緑の時期は芝生の緑が映えそうだ。

 

ポケモン Don’t GO

入口には「ポケモン Don’t GO」の張り紙。

社会問題化していた「ポケモン GO」はここでも問題になっていたようだ。

「ポケモン GOは禁止」ではなく「ポケモン Don’t GO」としているところに館長のセンスが光る。

この博物館は写真禁止マークが付いていない展示であれば撮影OKとのこと。

大変ありがたい。

天に届く出雲大社

出雲大社 – 宇豆柱

展示室に入ると正面に、鎌倉時代の出雲大社を支えていた柱(宇豆柱)の一部が展示されていた。

年輪の模様がすごい。 最大年輪は実に195年だそうだ。

元々、古代出雲大社の高さについては、言い伝えや文献から48mだったとの説と、そんな高層建築物が当時建てられたとは考えにくいという説で論争があったようだが2000年にこの柱が出土し、古代の出雲大社が48mもの高層神殿であった可能性が増したようだ。

 

古代出雲大社模型

この柱3本を1まとめにして9箇所で48メートルの神殿を支えていたらしいが、想像ができない。

こちらで当時の出雲大社をCGで復元し、現在の日本の風景との比較をされているのでご覧頂きたい。

出雲大社と思われる構造物が描かれた土器や、1/10スケールの出雲大社の復元模型も展示されていた。

当時の人の気分になって、模型を1/10の人の目線で覗いてみる。

本当にこんな構造物があったとしたら、人々は度肝を抜かれたに違いない。

 

  • 出雲大社を描いたとされる土器
  • 古代人の目線
  • 出雲大社 - 千木・勝男木

国宝の銅剣と銅鐸に圧倒される

国宝 – 荒神谷遺跡の銅剣

その先の部屋に入った瞬間、目の前いっぱいに広がる銅剣の群れに圧倒された。

荒神谷遺跡で発掘されたという国宝の銅剣である。

1984年からの発掘調査で、それまでに日本全国で出土していた銅剣の本数を超える銅剣358本が出土し、大きなニュースになったそうだ。

その他にも銅鐸6個、銅矛16本が出土したとのこと。

 

国宝 – 荒神谷遺跡の銅鐸

銅鐸群にも目を奪われた。

銅鐸の表面には精緻な模様が描かれていて、とても神秘的だ。

私や妻が銅剣や銅鐸に目を奪われていると、娘にはつまらなかったようで駄々をこねだした。

どうしようかと思っているとすぐにガイドの方が来て下さって、娘を子供向けの展示パネルに連れて行ってくれた。

画面で表示された模様を実物の銅鐸から探すゲームのようで、たまたまその部屋に他に来館者がいなかったのでガイドの方がしばらく娘につきっきりで相手をしてくださった。

自分も一緒に模様を探してみると、亀やトンボなど確かに銅鐸に描かれており、そのシンプルな表現にナスカの地上絵を連想した。

どんな気持ちでこれらの絵を描いたのだろうかと古代の製作者に思いを馳せた。

その他にも卑弥呼の鏡とされる銅鏡や不思議な形の土器の数々、またずっしりと重い当時の太刀を持ち上げる体験型の展示もあり、常設展だけでも見所満載で全て観切れないほどだった。

 

  • 娘とガイドさん
  • 銅鐸に描かれた亀
  • 銅鐸に描かれたトンボ
  • 卑弥呼の銅鏡?
  • 不思議な形の土器
  • ずっしりと重い太刀

 

うさぎと勾玉

博物館の建物を出ると、その周りの敷地にはかわいい兎の像が随所に設置されていて、娘は兎を見つける度に兎と同じポーズをとって遊んでいたので、シャッターチャンスとばかりにパシャパシャと写真を撮りまくった。

写真は、勾玉にキスする兎と、それを真似てお土産として買ってあげた勾玉のストラップとキスする娘。

 

出雲大社神門通りを巡る

出雲大社神門通り

博物館を後にして出雲大社前の神門通りに出ると、一直線に伸びる通りとその遙か先に一の鳥居が霞んで見える。

神門通りでは、「出雲かみしお」でお土産に塩を買ったり、「出雲の國 麺家」でスサノオラーメンを食べたりしながら、一の鳥居の方へ歩いて行く。

しばらく歩くと、妻のお目当てである「堀江薬局 本店 艸楽」に辿り着いた。

 

艸楽 風水アンケート

生年月日から自分に合う薬膳茶を出してくれるという。

風水アンケートに生年月日を記入して店員さんに渡すと、生まれ年の干支とは違う、風水の面でその人を支える干支を調べてくれて、その人に合う薬膳茶をおすすめしてくれるという。

妻は早速アンケートに答え、自分に合う薬膳茶を幾つか購入していた。

以前からずっと訪れたいと言っていただけあって、満面の笑みでお店を後にする妻を見て、ここまで遥々来て良かったと思った。

 

兎と勾玉 x 2

天然石のアクセサリーを売る「めのや」さんの店先では、兎耳カチューシャと大きな勾玉が置いてあり、自由に撮影して良いとのこと。

大きな勾玉を落として割らないかというリスクが頭をよぎりつつも、結局撮影したい欲が打ち勝ち、娘にモデルになってもらった。

そうこうしている内に帰る時間になってしまい、急いで駐車場に戻って車に乗り込み、帰路についた。

他にも須佐神社や熊野神社、稲佐の浜など訪れたいところが沢山あったのだが、それはまた次の機会に。

一泊二日の忙しない旅行ではあったが、沢山の思い出が出来、大満足だった。

次はどこに行こうか、考える時間がまた楽しい。

 

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