人生初の写真展へ
友人であり、私が参加している写真部の主宰であるU氏が、「ある写真展に行きたい」とFacebookで同行者を募集していた。
一眼レフを買って、レンズを揃えて、写真を撮る楽しみを知るようになったのだが、写真展というものにはそういえば行ったことが無い。
折角の機会なのでプロの写真に触れて、良い写真のなんたるかを感じ取ってみたいと思った。
芸術に触れることで、何か心を動かされたりインスピレーションを得たりするのではないかと思った。
気がついたら、U氏に同行を申し出ていた。
というわけで、ここまで引っ張ったくせに記事のタイトルで既にバレバレなのだが「ふともも写真の世界展 in 大阪」に行くことにした。
ちなみに妻に「U氏と写真展に行ってこようと思うんだけど」とお伺いを立てたところ、「ふとももでしょ。 行ってきたら?」と返ってきた。
そういえば妻はU氏とFacebookで繋がっていたんだった。
恐るべし、ソーシャルネットワーク。
大人の階段を登る

会場は北堀江のFREE SPACE KITAHORIE。
以前その近くに住んでいたこともあり、U氏と駅で落ち合った後、地図と記憶を頼りに会場に向かう。
会場があるという通りを探してみるがなかなか見当たらない。
見逃したかなとUターンし、通りを挟んで反対側の歩道を戻って探してみると、、、見つけた。

通りの向かい側からでも見つけられそうなインパクトのある看板だが、何故見つけられなかったのか。
それにしても、その看板と狭い入口とが相まって、別にいかがわしいお店に入るわけでもないのになかなかのハードルではないか。
とりあえず入口の写真を撮っていると、中から数人の先客が出てきた。
楽しそうに印象を語り合っていた彼らに背中を押され、U氏がいそいそと階段を登っていくので、その後に続いて会場へ。
壁に何枚も貼られたチラシが怪しげな雰囲気を増長させる。
至高の空間

階段を上がると、そこは至高の空間だった。
部屋中、360度に所狭しと数多くの作品が並べられ、一際大きなふともものパネルを配したフォトスポットが目に飛び込んできた。
グループでならノリで撮影したかもしれないが、男2人で撮り合うのは流石に憚られた。
なんと写真撮影もWebへの掲載も自由とのことで、この空間を切り取るべく作品の数々にカメラを向けるが、平面的な写真を被写体にするのは意外と難しい。

誰もが持っていていつも目にする普遍的なふとももだが、そこに美を見出し、それだけを追求した写真というのも非常に興味深い。
エロスを前面に押し出した作品もあったが、どちらかというと曲線美や健康美という表現の方が近いかもしれない。
女性の観客も何人かいたのもその証左だろう。
様々な形でその美しさが表現されており、しばし作品の数々に見入った。
とまぁ、それらしい言い訳を並べてみたが、正直に端的に言ってしまえば
ふとももサイコー!!
ということでした。
またこのような芸術に是非触れたいと思う。