出雲旅行2017-5 なにわ一水

宍道湖を一望出来る湖畔の高級旅館

お饅頭

須我神社でヘトヘトになった足を引きずりながら、予約していた旅館「なにわ一水」へ向かう。

途中、宍道湖沿いを進んでいくと写真撮影スポットという看板を見かけた。

好天であれば夕日が宍道湖に沈む絶景が望めるスポットのようだが、残念ながら夕日に雲が掛かっていた。

もう少し待てば晴れそうな雲ではあったのだが、早く宿に着いて休みたい気持ちが強かったので素通り。

 

ソファーを占領する妻と宍道湖

案内に従ってなにわ一水の正面に車を付けると、出迎えてくれた方が荷物をその場で降ろして車を駐車場に回してくれた。

疲れている時にこういったきめ細やかなサービスが有り難い。

チェックインを済ませて部屋に入ると、目の前に宍道湖が広がっていた。

最近改装したばかりという真新しい部屋に荷物を置いて、お茶とお饅頭を頂く。

疲れた体にお饅頭の甘さが染み渡った。

「なにわ一水」という名前が気になったので中居さんに聞いてみると、創業時に関西方面からの宿泊客が多かったので、覚えてもらえるように付けられたそうだ。

確かに覚えやすい。

早速ソファを占領する妻越しに、宍道湖の眺めを堪能する。

少し休んでから夕食へ。

 

しまね和牛とのどぐろを堪能

夕食は別室でしまね和牛のしゃぶしゃぶとのどぐろの煮付けのコース。

どのお料理もとても美味しくて食が進んだのだが、質だけでなく量も多かった。

自分はなんとか完食したが、妻は半分くらい残してしまった。

子供用のコースも2食分くらいのボリューム。

ご馳走なだけに残してしまうことになんとなく罪悪感。

人や体調によって食べられる量が違うので量の設定は難しいと思うが、こういうところにこそひとりひとりに合わせたサービスが求められるのではないかと思った。

 

  • 島根ワインと前菜
  • お造り
  • のどぐろ煮付け
  • しまね和牛
  • 焼き物
  • 子供用コース

 

宍道湖温泉で生き返る

しまねっこの浴衣

温泉宿といえば浴衣。

この宿の売りの1つに、女性は用意された色とりどりの浴衣から好きなものを選べるというものがあり、妻は嬉しそうにピンクの花柄の浴衣を選んでいた。

子供と男性は備え付けの浴衣しかないが、娘は島根のゆるキャラ「しまねっこ」の浴衣を気に入ったようだ。

 

食後に少し休んでから温泉で一日の疲れを存分に癒やす。

当日の身体的な疲れだけでなく、ここしばらく仕事が忙しくて溜まっていた精神的な疲労も温泉に洗い流されていく。

温泉から出ると、脱衣所に設置されていた冷蔵庫の中にバニラや抹茶などの棒アイスを見つけた。

地元の牛乳で作られたアイスがなんと無料だという。

1本食べてみると実にうまかったので、もう1本もらって部屋で食べた。

たかがアイス。 されどアイス。

たった2本のアイスでこれほど幸福感を味わえるのは何とも安上がりだ。

一番欲しい時に、予想以上に美味しいアイスを、しかも無料で(精神的・金銭的障害も無く)提供されたのが響いたのかもしれない。

まさに顧客満足度の向上とはかくあるべきと思わず考えてしまった。

その夜は充足感の中、泥のように眠った。

 

宍道湖湖畔の静かな朝

宍道湖の朝

翌朝、宍道湖を眺めながら爽やかな朝を迎えた。

部屋には双眼鏡が備え付けられており、宍道湖の野鳥を観察出来るようになっていた。

細やかな気配りに脱帽である。

朝食の時間まで、娘と野鳥観察を楽しんだ。

 

双眼鏡で野鳥観察

朝食は宍道湖で取れたしじみの味噌汁やパリパリの海苔、鮭が絶品で、何回かご飯のおかわりをしてしまった。

また食べすぎてしまい食後しばらく動けなかったが、この後の観光の時間や帰りの時間を考えるとあまりゆっくりもしていられない。

部屋に戻って出立の準備をする。

 

  • 朝食
  • パリパリの海苔
  • 鮭

 

妻はしじみの味噌汁が気に入ったらしく、チェックアウトをしている間に旅館の売店でしじみのスープの素を買っていた。

あの味が家でも味わえるとはありがたい。

 

とても贅沢な一晩を過ごした後は、いよいよ出雲旅行のメインである出雲大社へ参拝へ向かう。

 

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