ニューヨーク証券取引所とフェデラルホール
トリニティ教会の正面から続くウォールストリートを歩くとニューヨーク証券取引所と書かれた建物が見えた。
「ほー、ここがニューヨーク証券取引所かー。 世界一の証券取引所としては思ったよりしょぼいなー」と思って1枚写真を撮って先に進むと。。。
パルテノン神殿を彷彿とさせる証券取引所の正面が姿を現した。
さっきのは裏口だったらしい。
ニューヨーク証券取引所といい先程のトリニティ教会といい、どうも裏口に縁があるようだ。
証券取引所の斜め向かいにはフェデラルホール国立記念館と初代大統領ジョージ・ワシントンの像がそびえ立つ。
最初のアメリカ合衆国議会議事堂であり、1789年にこの議事堂で開催された第一回合衆国議会でジョージ・ワシントンが初代アメリカ合衆国大統領に選出され、このバルコニーで就任演説を行ったのだそうだ。
現在のフェデラルホールは1842年に建て直されたもので厳密には当時の建物では無いのだが、アメリカ合衆国建国の原点となる場所であることには変わりなく、その地を踏みしめることが出来て良かった。
とはいえ、トリニティ教会に続いてここも滞在時間はおよそ5分。
「はい、着きましたー。」「みんな写真撮りましたかー? じゃあ次行きましょう。」という感じ。
弾丸ツアーでもここまで短時間の滞在は無いのではないかと思うのだが、限られた時間の中で出来るだけ多くの観光地を巡るという欲張りツアーなので仕方が無い。
また個人で再訪する機会があれば、ゆっくり見て回りたい。
911メモリアル
2001年9月11日、イスラム系国際テロ組織アルカイダ実行犯がハイジャックした民間航空機二機が、ワールドトレードセンターノースタワーとサウスタワーに自爆突撃した映像は、16年経った今も忘れられない。
周囲の建物は既に復興(一部はまだ建設中のようだったが)していたが、その跡地は四角い穴に周囲から滝が流れ落ちる巨大な慰霊モニュメントとなっており、モニュメントの周囲には犠牲となった方々の名前が刻まれていた。
その中には日本人の名前もあった。
どんな主義主張があろうともテロリズムが正当化されることは決して無いが、まだテロ事件は世界中で起きている。
日本では幸いまだ起きていないが、いつ起きても不思議ではない。
同じ悲劇をもう二度と繰り返さないように、テロが根絶され平和な世界が訪れるように祈りを込めて、犠牲となった大勢の方々に対して黙祷を捧げた。
911メモリアルミュージアムもあるようだったが、残念ながらここの滞在時間も約5分だったので、また次の機会に。
悲劇の地を踏みしめ、黙祷を捧げることが出来ただけでも十分だった。
チェルシーピアーズへ
次の集合時間である18時までまだ少しだけ時間があったので、ワールドトレードセンターでお買い物しようということになったのだが、館内マップが分かりづらく、H&Mを通り抜けたら先に進めるんじゃないかとH&M店内を集団でウロウロしている間にタイムアップになってしまった。
周囲のお客さんからは異様な集団に見えたに違いない。
お買い物は諦めて地下鉄で14th street駅まで移動し、West 15th streetをてくてく歩いて集合場所であるチェルシーピアーズへ。
14th street駅では面白いモニュメントを見かけてパシャリ。
実は他にもバリエージョン豊かなモニュメントが随所に設置されていたようで、時間があればモニュメント探しを楽しんでみたかった。
弾丸ツアーで歩き回った疲れがどっと襲ってきて、みんなヘロヘロになりながら黙々と歩く。
駅から目的地まで予想以上に遠かったのだが、途中でGoogleオフィスやチェルシーマーケット、公園でヨガを楽しんでいる集団を見つけてはテンションをキープして歩き続け、集合時間を20分ほどオーバーしながらもなんとか集合場所に辿り着いた。
時間通りに辿り着いたのは1グループのみで、他のグループは軒並み遅れて到着。
集合時間を乗船時間の1時間前に設定していた引率のWさんの慧眼に感服した。
次はいよいよディナークルーズ。
<アメリカ出張2017>
アメリカ出張2017-1 金賞受賞でアメリカ横断ツアーへ
アメリカ出張2017-2 未来志向
アメリカ出張2017-3 ニューヨーク観光 その1
アメリカ出張2017-4 ニューヨーク観光 その2
アメリカ出張2017-5 ニューヨーク観光 その3
アメリカ出張2017-6 ニューヨーク観光 その4
アメリカ出張2017-7 サンフランシスコ観光 その1
アメリカ出張2017-8 サンフランシスコ観光 その2
アメリカ出張2017-9 サンフランシスコ観光 その3
アメリカ出張2017-10 サンフランシスコ観光 その4