神棚を設置することにした
伊勢神宮で何気なく御神札を頂き、お祀りするのに神棚を設置すべきか悩んだ末に、神棚を設置することにした。
設置場所については、
・ 家族が集まる部屋が望ましい
・ 南か東向きの高い位置
・ 人が出入りする通路は望ましくない
・ 神棚の上を人が歩くような場所は望ましくない(天井に「雲」という字を貼れば許されるらしい)
・ 水槽の上は望ましくない
などなどいろいろしきたりがあるようだ。
検討の結果「リビングに南か東向き」に設置することにしたところで、リビングを洋風にまとめたい妻と衝突することになった。
洋風の神棚も探してみたが、ピンと来るものがない。
リビングを断念して自分の書斎に置くことも検討したが、やはり家の中心であるリビングに置きたい。
一度始めると、どうしても細かいところにこだわってしまうのが我ながら面倒くさいところだ。
交渉の末、妻がリビングに置きたがっていた姿見(テレビを見たり食事中に視界に鏡が入ると気になるので私は置くのを嫌がっていた)を置く代わりに、神棚もリビング(の片隅)に置くことをご承認頂いた。
早速神棚を設置してみた
設置場所のサイズや妻への配慮から、いろいろ悩んだ末に「箱宮」と呼ばれるタイプの神棚を設置することにした。
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壁に吊るすだけで設置でき、扉を閉めれば目立たず、埃も入らないので清浄を保てる優れものだ。
その他、神具セットや神鏡など最低限必要な物も購入。
マンションで上の階に人がいるので、木彫の雲字も購入し、神棚の上にそっと配置。
さらに調べてみると「真榊」なるものがあるらしい。そう言われてみると神社の拝殿の奥にあったような気がする。 これも購入。
他にも神棚用の「注連縄」やら「鳥居」やら「灯籠」やら「狛犬」やらいろいろあるようだが、きりがないので追々必要に応じて揃えることにした。
それにしてもネットで神棚まで買えてしまうとは、便利な世の中である。
神棚が届くと早速設置してみた。
中央に神宮で頂いた角祓大麻、右に氏神神社(櫻宮)の御神札、左に崇敬神社として産土神社(矢奈比賣神社)の御神札を納めた。
御神札は汚れがつかないように覆っている薄紙を破って、中の御札を息が掛からないように納めるらしい。
その後、神鏡や神具を設置し、米、水、塩、酒をお供えした。
事務所などでは神職をお呼びして入魂して頂くこともあるようだが、一般家庭なのでそこまではしなかったものの、そこはまたこだわってしまい、自分で神棚奉斎詞なるものを唱えてみた。
分からないながらもいろいろ調べて知識を得ながら楽しく立派な神棚を設えることが出来た。
これを機に心豊かに過ごす事が出来ればと思う。