Bateaux ニューヨークディナークルーズ
今回のニューヨーク観光の目玉、Bateauxニューヨークディナークルーズ。
ほとんどのメンバーが集合時間には遅れたものの、乗船時間には全員揃うことが出来た。
このクルーズはドレスコードがあるということで、男性陣はスーツやジャケットでキメ、女性陣は色とりどりのドレスに身を包みとても美しかった。
K氏はなんと蝶ネクタイに赤いバラを一輪刺して登場。 さすが期待を裏切らない。
引率のWさんからチケットを受け取り乗船し、案内された席に座ると間もなく港を離れた。
港を離れるまでは結構揺れたが、その後は気にならない程度だった。
その揺れがあの悲劇を生むとは誰も予想していなかった。
船は全面ガラス張りで、夕焼けに照らされるニューヨークを一望出来た。
食事の注文が済みシャンパンで乾杯した後、外の景色を直接見ようとカメラを抱えて甲板に向かう。
5月であってもニューヨークの夕方の船上は冬並みの寒さだったので、一通り写真を撮った後ほとんどのメンバーは船内に戻ったのだが、私を含めて写真好きのメンバーは寒さに耐えつつ、この絶景を切り取ろうと頑張っていた。
夕暮れ~夜に、しかも揺れる船上での撮影は困難を極めたが、それだけに綺麗に撮影出来た時の達成感は格別だった。
寒さに耐えきれなくなっては船内に戻り、一皿食べてはまた甲板へ戻るような忙しない有様ではあったのだが。
ちなみにお食事は私にはどれも味が濃すぎて、美味しいとは言えなかった。
現地で働いているN氏は「美味しい」と仰っていたので、慣れとは恐ろしいものだと思い知った。
ブルックリンブリッジと自由の女神
船はブルックリンブリッジへと差し掛かる。
ブルックリンブリッジは“1883年に完成した、アメリカで最も古い吊り橋の一つであり、同時に鋼鉄のワイヤーを使った世界初の吊橋” (Wikipedia) なのだそうだ。
その歴史ある立派な橋脚と、そこから渡された幾何学的なワイヤーに目を奪われた。
橋をくぐり抜けてしばらく進んだ後、Uターンして自由の女神へ向かう。
自由の女神像が近づくにつれて、甲板に人が大勢集まってきた。
自由の女神像前で船が止まり、船のどこにいても見られるようにその場で旋回を始める。
暗闇の中に浮かび上がる自由の女神像は、その名の通り神々しく見えた。
自由の女神像は“アメリカ合衆国の独立100周年を記念して、独立運動を支援したフランス人の募金によって贈呈され、1886年に完成した”(Wikipedia)ということはなんとなく知っていたが、後から調べてみると、右手の松明は純金だとか、左手の銘板には独立記念日がローマ字で書かれているとか、冠の7つの突起は7つの海と大陸を表しているとか、足元には引きちぎられた鎖と足かせがあるとか、いろんなトリビアがあって興味深い。
著名な世界遺産を間近で見ることが出来てとても良かった。
冠の部分が展望台になっており911事件の後8年間閉鎖されていたようだが、その後再開されているようなので次に訪れることがあれば是非登ってみたい。
女神像を後にして港に戻る船内では、Nさんがトイレに席を立ってから戻らないと騒ぎになっていた。
トイレにもいないということで心配して探しに行こうとしたところ、見つかったという一報が入った。
船に酔ってしまって席に戻れず、人が少ない場所(プライベートエリアだったようだが)で休んでいたところを発見されたらしい。
無事で本当に良かったと思うと同時に、私もどちらかと言うと酔いやすい方なので、自分も同じ状態になっていたかもしれないと思うと、乗り物に乗る時は酔い止めは必須だなと改めて思った。
エンパイアステートビル
港に戻った後、ジャズやお酒が好きなブルーノートに行くグループ、まだ観光したいエンパイアステートビルに行くグループ、疲れ果てたのでホテルに戻るグループに別れて行動することになった。
私は折角なのでもう少し観光したいと思い、エンパイアステートビルに行くことにした。
映画「キングコング」でキングコングが登ったことで有名なエンパイアステートビルは、“1931年の竣工から1972年にワールドトレードセンターのノースタワーが竣工するまでの42年間、世界一の高さを誇るビル” (Wikipedia) だったそうだ。
戦前にこれほどの超構造ビルが建設され、それが80年以上維持されていることに驚く。
86階まで上がると、外に出られる展望スペースがあった。
外に出られる超高層展望台はなかなか珍しいのではないだろうか。
目の前に広がるマンハッタンの夜景に見惚れつつ、写真を撮りまくる。
明るい超広角レンズが欲しいと心の底から思った。
極度乾燥とマディソン・スクエア・ガーデン
ホテルへの帰りがけに、Mさんがマディソン・スクエア・ガーデンを一目見たいと言うので、女性を夜に1人で歩かせるわけには行かないと同行を申し出た。
徒歩で移動していると、途中で面白い看板を見つけて思わずシャッターを切った。
後で調べてみると、アサヒスーパードライにインスパイアされて立ち上げられたイギリスのファッションブランドらしい。
日本人が間違った英語の描かれたシャツを、意味を知らずに着ている現象を揶揄されることがあるが、その逆バージョンのようだ。
とてもおもしろい。
エンパイアステートビルから徒歩で10分くらいで到着。
既に閉まっているようだったが、外壁の明かりは眩しいほどだった。
写真を撮って満足すると、ホテルへ戻った。
目まぐるしく過ぎた1日の疲れがどっと押し寄せ、泥のように眠りについた。
<アメリカ出張2017>
アメリカ出張2017-1 金賞受賞でアメリカ横断ツアーへ
アメリカ出張2017-2 未来志向
アメリカ出張2017-3 ニューヨーク観光 その1
アメリカ出張2017-4 ニューヨーク観光 その2
アメリカ出張2017-5 ニューヨーク観光 その3
アメリカ出張2017-6 ニューヨーク観光 その4
アメリカ出張2017-7 サンフランシスコ観光 その1
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アメリカ出張2017-9 サンフランシスコ観光 その3
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