アメリカ出張2017-2 未来志向

2日目　未来志向の時間

2日目は朝から本社のエグゼクティブの前でプレゼン。

といっても、日本でプレゼン大会を勝ち抜いてきたプレゼン担当のK氏が「俺に任せろ」ということで、何か技術的な質問があったら回答する端役だったこともあり、緊張する他の皆さんを差し置いて罪悪感を感じるほど気楽なものだった。

一眼レフを持っていったので、写真撮影役を買って出て罪悪感を紛らわす始末だった。

エグゼクティブの方々は、単なるセレモニー的なイベントで終わらせるのではなく、個々のプレゼンを熱心に聞いてくれて、次はどうしていくのか、何かサポート出来ることがあるかと未来志向で話を聞いてくれたのが印象的だった。

続いて、日本からアメリカに出向されている方々とラウンドテーブル。

「出張のときに家族を連れて行かなかったら、白い目で見られた」などのカルチャーギャップの体験を伺い、仕事よりも家族が明確に優先されている文化に感銘を受けた。

ともすると家族よりも仕事を優先しがちな日本のサラリーマンだが、仕事はあくまで家族との生活や人生を豊かにするための手段にしか過ぎないということをもう少し意識した方が良いのだろう。

参加された皆さんは長年強く希望し続け、チャンスを掴んで海外で働かれていることもあって、とてもキラキラしていた。

自分もキラキラ輝いて仕事が出来るように、今後のキャリアを考える良いきっかけになった。

夜はレセプションパーティー。

会議の中では十分話せなかったことを、雑談を交えながらいろいろと話すことが出来た。

特に今回の成果をもっと活かして、もっと未来を良くしていこうといった熱い議論が出来たのはとても楽しかった。

日々の仕事の中では、「今」起きている問題や1週間先の予定といったミクロな視野しか持てないが、意識的にもっと先に目を向け、未来を描き、仲間と共に熱く語らう時間を設けることで、未来が拓けていくのかもしれない。

3日目の午前はコーポレート戦略や業界の今後の展望について、本社上級副社長から直接レクチャーを受けた。

数年先を見通すことも難しいこの激動の時代に、どのように先を見据えて戦略を立てていくのか、その一端のお話を伺うことが出来た。

未来を想像することは、未来を創造することに繋がると思う。

数年先に世界が、そして自分がどうなっていくのか、時間を見つけてじっくり想像してみたい。

本社のカフェテリアでランチを食べた後、二泊した研修施設をチェックアウトし、Uberでニューヨークのダウンタウンへ移動。

ダウンタウンは道路が網目のように走っているが、どの道も混雑していた。

運転手もあまりここは走りたくないとぼやいていた。

渋滞にうんざりしながらも目的地であるパラマウントホテルに無事辿り着いてチェックイン。

フロントは照明を押さえてお洒落な感じだったが、客室は思っていたよりも狭く、特にトイレは空調の配管と壁にくっついて用を足すような感じでちょっと残念。

とはいえ、タイムズスクエアまで徒歩5分というロケーションは他には代えがたい。

18時までの数時間はフリータイムなのだが、観光に行く場所を全く考えていなかったことに気付く。

とりあえずそのあたりをぶらぶらしようかなーと思ってたところ、ガイドブック完備の女子グループからお誘いがあったので一も二もなく同行させてもらうことにした。

次回はいよいよニューヨーク、ダウンタウン観光。