渡航準備 手続き編

パスポート

渡航手続きリスト

シンガポール渡航にあたって、手続きのし忘れが無いようにリストを作った。

パスポートは滞在期間中に期限が切れると手続きが面倒なようだが、幸い2年以内に切れるパスポートは無かったので一安心。

生まれたばかりの次女だけがパスポート未発行だったので、5年有効パスポートの申請を行った。

赤ちゃんの顔なんてあっという間に変わるのに、2年後の帰国の際に赤ちゃんの頃の写真と見比べて本人と分かるのだろうかと疑問に思ったが、こちらの記事によれば、大丈夫らしい。

プロが見ればまぁ分かるものなのだろう。

海外転出届

海外に1年以上滞在する場合、役所に「海外転出届」を出すことで日本の非居住者となり、住民税、年金、健康保険の支払い義務が無くなる。

提出については法的な規定は無いらしく提出しないことも可能なようだが、住んでもいないのに住民税を払い続け、将来もらえる見込みがほとんど無い年金の掛け金を払い続ける意味は無いし、健康保険についても海外の保険プログラムを会社が提供してくれるので必要ない。

というわけで、区役所で手続きを行った。

合わせて「児童手当」の停止手続きと「こども医療証」を返納して役所関係の手続きはOK。

(住民税や固定資産税について納税管理人の選任届が必要だったかもしれないと渡航後に気付いた。 区役所では特に何も言われなかったが、、、届け出をしていないことによる影響があれば、ここに追記したい。)

郵便転送届

自宅を賃貸に出すので、自宅宛の郵送物を実家に転送してもらうことにした。

e転居サービス」でインターネットで届け出が出来るのでとても便利。

基本的には1年間の転送ということだが、期限が切れる頃に再度申し込むことで延長が可能なようだ。

国際免許証

シンガポールは国土が狭く交通網が発達しているので車を運転することは無いと思うが、念の為国際運転免許証も発行してもらうことにした。

大阪では運転免許試験場でしか交付していないようなので、門真の試験場へ。

1時間30分ほどかけて試験場にたどり着き、手続きをしようとしたところで肝心のパスポートを家に忘れたことに気付いた。

気付いた時のやるせなさは筆舌に尽くしがたい。

幸い昼を過ぎたところだったので3時間かけてパスポートを取りに戻り、無事国際運転免許証の交付を受けた。

移動が2往復で6時間、交付にかかったのは30分。

1日浪費して取得した国際運転免許証だが、後々シンガポールでコーポレートカード発行の際に英語で表記された日本の住所証明が必要となり、苦労して取得した免許証が活躍してくれたのが救いであった。

転校手続き

子供の小学校の転校手続きは担任の先生に転校時期を伝えると、学校側で進めてくれた。

給食費等の精算手続きを進めて、「教科書給与証明書」「在学証明書」を受領。

海外の日本人学校で一律に使用されている教科書が「海外子女教育振興財団」で無償配布されているので、「教科書給与証明書」を持っていって受領する。

渡航予定日の前日が最終登校日になるように準備したというのに、就労ビザ編で書いたようにビザ手配が進まず、渡航日が2週間延期になってしまった。

各種手続きが済んでしまっているし、 家は予定通り引き払って静岡の実家に身を寄せるため、退学は予定通りとして、シンガポールの学校に通い始めるまで子供には予定外の秋休みを満喫してもらうことになった。

ちなみに前述の海外転出届により就学義務は無くなっているようなので問題は無さそうだが、転校した時に追いつけるようにドリルや書き取りでの自習を頑張ってもらうことにした。

子供はクラスのお友達全員にミサンガを作って渡し、クラスのお友達と先生からはお別れのメッセージ&イラストを1人1枚描いて綴った冊子をもらったようだ。

友達との離別をさぞかし悲しんでいるだろうと元気付けようとしたところ「シンガポール楽しみ!!」とケロッとしていた。

小学校低学年だとこんなものなんだろうか。

なおシンガポールで日本人学校に入れるか、インターナショナル校に入れるかは相当悩んだので、別途記事にまとめたいと思う。

税務署への届け出

住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)の恩恵は非常に大きいのだが、対象の住宅に居住していることが前提となるため、今回住宅ローン控除は打ち切りとなる。

ただし、帰国した後に再開することが出来る(適用期間である10年の期間内であることが条件だが)ということで、税務署に「転任の命令等により居住しないこととなる旨の届出書」を提出した。

合わせて、海外在住中の日本国内で確定申告書の提出や税金の納付・還付などの手続きを非居住者に代わって行う「納税管理人」の選定が必要ということで、父を納税管理人に定める「納税管理人の選任届」を提出した。

ビザの手配、自宅賃貸、引っ越しについては別に記事にした通り。

住所変更と解約

解約リスト

普段利用しているサービスについて、解約するものと解約しないで連絡先を変更するものに分類した。

今回1年以上海外の在住する「非居住者」となるため、証券会社については基本的に口座を持つことが出来ない。(証券会社によっては凍結も可)

マネーロンダリングへの対応だそうだ。

幸い保有していた株や証券はプラスだったので、躊躇なく引き上げて解約。

契約について何かと話題になるNHKについても、海外転勤により解約したい旨を問い合わせ窓口に伝えると申請書を送ってくれた。

申請書を送ってすんなり解約完了。 後日、受信料が精算されて返金された。

クレジットカードや各種会員となっているサービスについても、この機会に棚卸しし、不要なものや帰国してから再加入すれば良いものは軒並み退会した。

ベネッセのチャレンジは海外受講サービスもあったが、日本の受講費の倍であったために断念。

一方で、銀行口座や保険については継続することにし、連絡先を実家に変更。

IP電話サービス

そうそう、連絡先として登録する電話番号をどうしようという話もあった。

住所は実家にするとしても、電話は直接自分にかかるようにしておきたい。

調べたところIP電話サービスを利用すれば、050から始まる日本国内の電話番号が発行され、海外でも電話を受けられることがわかった。

いろいろと評判を調べた結果ブラステルの「050Free」を利用することにした。

サイトで申し込むとすぐに050から始まる番号が発行され、スマホに050Freeのアプリを入れれば電話を受けることが出来た。

初期費用も月額費用も無く、通話料も格安。 プリペイド式で使いすぎることもない。

実際に保険会社から保険内容について確認の電話があったが、通話品質も日本-シンガポール間でも通常の電話と遜色なかった。

そんなわけで諸々の手続きを終え、後はシンガポールへ向かうばかり。

自宅は先に引き払い実家に2週間滞在することになったのだが、そこであんな事件に遭遇するとは。。。(詳細は次回記事で)

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