渡航準備 引っ越し編

荷物の整理

スッキリしたリビング

シンガポール赴任が決まり、就労ビザ、自宅の賃貸手続きと並行して、引っ越しの為に少しずつ荷物の整理を始めた。

自宅は前回記事にした通り賃貸に出すことにしたため空にしなくてはいけない。

引っ越しは会社が手配してくれる業者に全てお任せなのだが、不要なものはシンガポールに持っていっても仕方がない。

日本に残しておきたいものはトランクルームを借りて保管する事にし、家財を「トランクルームの保管するもの」「売る/譲るもの」「捨てるもの」「持っていくもの」に分類して対応することにした。

残すものはトランクルームへ

マンションのトランクルームを借りようとしたのだが空きがなく、空きが出たら毎月1日の0時から先着順で受付をしているとのこと。

今どき0時に対面で受付とか、なんというユーザビリティ皆無のサービスなのだろう。

仕方なく翌月1日0時にリトライするもトランクルームの空きが出なかったようで空振り。

ただし当月中に何軒か引っ越しがあるので空きが出るのではないかということで、翌々月1日0時にリベンジ。

目論見通り2区画のトランクルームが空いているという事で、広い方を借りることにした。

それでも近所のトランクルームよりは格段に安くて助かった。

トランクルームには、ピアノなど規定で持って行けないもの(持っていくなら自腹になるもの)や、冬服などシンガポールでは使わないけど帰国したら使う予定のものを詰め込んだ。

また電子レンジや炊飯器などの家電製品はシンガポールの電圧(200-220V)に対応していないものが多く、置いていくことにした。

毎週少しずつ台車で運び、一体何往復しただろうか。

最終的にはトランクルームに荷物がうず高く積まれ、なんとか入りきった。

地震があれば崩れてきそうだが、2年後にトランクルームを開けた時に何事も無いことをただ祈るのみ。

売るもの、譲るものはジモティを活用

食卓処分後の銘々膳スタイル

売るもの、譲るものは、ヤフオク、ジモティ、メルカリ、地元のリサイクルショップを駆使して処分した。

特に大物家具は、シンガポールの住まいに収まるかどうか分からない(家選びの制約にしたくない)こともありほとんど処分することにしたのだが、捨てるにしても廃棄料が1つにつき1,000円ほどかかるし、売ったり譲ったりするにも配送料がかかる。

そこで、今回初めて「ネットの掲示板、ジモティ」のCMでお馴染みのジモティを利用することにした。

写真や説明と値段をつけて出品すると、だいたい1日以内には購入希望の連絡があった。

メッセージで受け渡し日時を決めて、自宅マンションのエントランスで受け渡し。

本棚やワードローブなど大物ばかりだったので、毛布や台車を駆使してエントランスまで運び出すのは大変だったが、運送や梱包が不要なのはとてもありがたい。

それにこれから引き継いで使ってくれる人が笑顔で受け取って、これからも大事に使ってくれそうだという事が感じられて良かった。

買う側からしても、これまでどんな人が使っていたのかが分かることによって安心感があるようだ。

基本的には無料で利用出来るのもありがたい。

ちょっと欲張って高値で出すとすぐに買い手がつかず、どんどん自分の出品物の表示が下の方にいってしまって誰の目にも触れなくなってしまうのだが、最上位に再び表示させたい時などに費用がかかる仕組み。(ちなみに、出品を取り消して同じ品物を再出品するのは利用規約違反。)

なので余計な出費を避けるためには出品後の数時間に上位に表示されている間に買い手が付くかが勝負であり、だいたい定価の1/10位を目安に値段をつけたところ次々と売れていった。

ちょっと安く出しすぎた感もあったが売上は予想以上の金額になり、渡航準備費用に充てることが出来た。

日常的に使っているものは極力引越し直前に処分出来るようにしたが、食卓は早めの引き渡しを希望されたために、1週間くらいダンボール製の銘々膳で食事をするはめになってしまった。

テレビ、冷蔵庫、洗濯機は実家で使いたいということで、実家に送った。

売ったり譲ったり出来なかったものは、近所のリサイクルショップでまとめて処分するか、粗大ごみとして廃棄した。

熱帯魚の行き先は?

今回特に困ったのは飼育している熱帯魚の行き先。

懇意にしている近くのペットショップに相談してみたところ、引き取ってもらえることになった。

忙しくなると世話が疎かになり、水槽が藻だらけになっていたこともしばしばあったので、この機会に水槽、水槽台、ポンプ、メタルハライドランプなどこれまで長年買い揃えてきた道具類もヤフオク/ジモティで処分し、アクアリウムは一旦おしまいにした。

また定年後に時間にゆとりが持てるようになったら再開できればと思う。

ドタバタの引っ越し

渡航手続きが進まないうちに家の引き渡し日が迫って来てしまったので、かなり焦る。

家の引き渡し日は契約で決まってしまっていてずらせないという。

エージェントに家の引き渡し日に引っ越したいと依頼しても、渡航手続きが進まないと対応出来ないの一点張り。

仕方がないので、エージェントを飛び越して実際に引っ越しを担当して頂く業者に直接電話をかけて事情を説明したところ、対応してもらえることになってホッと一息。

海外のエージェントよりも日本の引っ越し業者の方がサービスレベルが遥かに高いと実感した。

引っ越し当日は朝から業者さんが手際よく梱包していく。

通常の引っ越しとの違いは、ダンボールに英語で何が入っているか一つ一つ書いていることと、梱包禁止品がある事。

ガス式のスプレーや危険物は禁止。

接着剤もよく見ると危険物と書いてあって弾かれた。

家具が殆ど無かった事もあり、休憩を挟んで5時間半で3LDKが空になった。

自転車なども含めて荷物の数はちょうど100個。

後で同僚に聞いてみると家族で200個の人もいれば、単身でダンボール2つという方もいて、荷物の量は人それぞれのようだ。

今回家財の量を減らしたので、この機会に物を増やさないことを意識してみたい。

今回は船便で送るため、現地に着くのはおよそ一ヶ月後とのこと。

その間に使うものは手荷物としてトランクに詰め込んだ。

搬出後にリロケーション業者の営業さんに鍵を引き渡して引っ越し終わり。

家は引き渡したものの結局渡航手続きが2週間以上遅れ、渡航日までの2週間、静岡の実家に身を寄せることになった。

にほんブログ村 海外生活ブログ シンガポール情報へ   にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 30代サラリーマンへ