実家で大規模停電に遭遇

渡航前の団らん

海岸でおばあちゃんと

前述の通り、就労ビザの手続きの遅れでシンガポールへの渡航日が2週間伸びてしまった。

自宅は予定通り賃貸に出したので2週間家無しになってしまい、静岡の実家に2週間ご厄介になることになった。

娘はおじいちゃん、おばあちゃんと実家近くの海岸に行ったり花火をしたりして、束の間の団らんを楽しんだようだ。

自宅サーバーの設置とVPNの設定

動画サービスは海外から利用出来ない

がらっと話は変わるが、我が家では小型PCを自宅サーバーとして常時稼働させており、当ブログも自宅サーバー上で動作している。

大容量外部ストレージを接続してNASとしても動作しており、家族写真や動画などのデータも全てこのサーバー上に保管している。

このサーバーをシンガポールに持って行くのは、破損リスクを考えると憚られたので、実家に設置させてもらうことにした。

夏休みに帰省した時に前もって実家にサーバーを設置しようとしたのだが、その時には実家のインターネット回線が「IPv6プラス」を利用していて任意のポートが開けず、自宅サーバーに外部からアクセスできないことが判明したため断念。

その後実家のインターネット回線を「IPv6プラス」を利用しない回線に変えてくれたようで、今回実家に無事サーバーを設置出来た。

また日本のアマゾンプライムビデオなどの動画サービスは権利等の関係で海外から見ることは出来ないのだが、一旦実家のサーバーを経由すれば日本国内からのアクセスとみなされて見ることが出来る。

そこで、実家のサーバーを経由して動画サービスにアクセス出来るようにOpenVPNサーバーを構築した。

技術的な詳細は、また別の記事としてまとめたい。

その他に「Sling box」等を設置すれば海外で日本の地上波のテレビ番組を視聴することが出来るようだが、地上波はそんなに見ていなかったこともあり各種動画サービスが利用できれば十分と判断した。

実際に渡航してから地上波が見れなくとも特に不自由はしていないし、子供は各種動画サービスのアニメを見て楽しんでいる。

台風24号による大規模停電

ローソクの明かりで夕食

シンガポール渡航直前の10月1日の未明に台風24号が静岡県を直撃。

あまりの暴風に眠れない夜を過ごしていたが、点けていた豆電球が消えて停電が発生したことに気付いた。

さらに「ガシャーン」という音が聞こえ、携帯の照明を頼りに音がした方へ向かうと窓ガラスが1枚割れていた。

父が事前に雨戸を閉めていたのだが、そこだけ閉め忘れていたようだ。

雨戸を閉めてとりあえずその晩を乗り越えた。

翌朝になって確認すると、隣の家の屋根が剥がれて飛んできたようだった。

近所の家でも窓ガラスが割れて、雨戸が無かったために一晩ダンボールで塞いで押さえていたという話も。

割れた窓ガラスの片付けをして、ガラス屋さんにその日のうちに新しい窓ガラスをはめてもらえた。

停電もその日の内に復旧するだろうと思っていたのだが、広報によると中部電力管内で広範囲に停電が起きており、復旧に数日かかるとのこと。

電気の使えない夜をロウソクで過ごした。

こんな夜もたまには良いという話も出たが、やはり電気が無い生活は不便極まりない。

翌日の朝に電気は復旧してほっとしたが、中部電力管内では復旧にさらに時間がかかった地域もあり、電気の有り難さを実感した。

そのような実家での日々を過ごした後、シンガポールへ渡航する日がやってきた。

両親が中部国際空港まで送ってくれて、しばしの別れを惜しんだ。

いよいよシンガポールでの2年間の生活が始まる。

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