南禅寺、永観堂、熊野若王子神社と北上を続け、最後に哲学の道にある「大豊神社」を訪れた。 末社の大国社の前に佇む狛鼠は非常に珍しく、大豊神社は狛ねずみの社としても有名なのだとか。大豊神社は椿の名所でもあるとのこと。また椿の時期に訪れてみたい。

哲学の道の起点を超えて、緩やかな坂を登って行くと間もなく社号標と鳥居が見えてきた。　南禅寺、永観堂と広大で整備が行き届いた観光地を渡り歩いて来たからか、ひっそりと静かな佇まいにほっと一息つく。

南禅寺を堪能した後、北上して永観堂として有名な禅林寺へ向かった。 迷路のように入り組んで広い堂内では、珍しい御本尊の他、水琴窟や中庭、境内の深緑を楽しむことができた。

「深緑を撮りに南禅寺に行こう」という写真部部長のU氏のお誘いに、パソコンと睨み合う仕事に忙殺されて癒しを求めていた私は二つ返事で乗った。　湯豆腐に舌鼓を打ち、水路閣や南禅院庭園などを巡り、深緑の季節を満喫した。