マーライオン公園から南西に位置するチャイナタウン。
メインストリートであるパゴダ通りには、所々に「牛車水」という文字が掲げられていた。
植民地時代に中国系の人々が多く移り住んだ所で、水牛に水瓶を積んだ車を引かせてほこりっぽい道に水をまいていたので「牛車水」という地名がついたのだそうだ。
パゴダ通りを始めとして、所狭しと様々なお店が軒を連ねていた。
本当に多種多様なお店が多数あるので見ているだけでも飽きることはない。
ちなみにこの日は、長女の小学校で春節の「民族衣装デー」にチャイナドレスを着ていくというので、チャイナドレスを選んだりしてショッピングを楽しんだ。
かき氷の名店「味香園甜品」
マレーシアやシンガポールの定番スイーツといえばかき氷。
こちらでは小豆や果物入りのかき氷「アイス・カチャン」や「東南アジアのバニラ」といわれるパンダンリーフや米粉などから作られる緑色のゼリーやココナッツミルクを混ぜた「チェンドル」が有名。
チャイナタウンにはいくつかこれらのかき氷の名店があるのだが、その中でも老舗なのが「味香園甜品」。
シロップを掛けるだけの日本のかき氷と比べると確かな甘さとボリュームがあって、街を歩き回って火照った身体をクールダウンさせるのには最適。
チキンライスの名店「天天海南鶏飯」
チャイナタウン駅から徒歩10分くらいにあるホーカー「マクスウェルフードセンター」内にある「天天海南鶏飯」はローカルフード「チキンライス」の名店。
行ってみるとものすごい行列に面食らってしまったが、折角来たので並ぶ。
結構並んでいるように見えたが、回転率も高いのでそれほど待つことはなかった。
値段は中サイズで5シンガポールドル(約400円)とリーズナブル。
こちらのチキンライスは比較的さっぱりした上品な味わいで妻には好評だったが、しっかりした濃い目の味わいの方が好きな自分にはやや物足りなかったので好き嫌いが分かれるのかもしれない。
餃子の名店「京華小吃」
マクスウェルフードセンターよりももう少し離れるが「京華小吃」は餃子の名店で、ジューシーな餃子や小籠包が楽しめる。
こちらは駅から離れていることもあってか、行った時には待つこと無く席に座ることが出来た。
ちなみに繁華街であるブギス駅近くにも店舗があって、そちらは駅から近くて空いているのでオススメ。
旧正月の賑わい
2月の春節の時期は、チャイナタウンが最も賑わう時期。
今年の干支は、日本では「猪」だが中国を始めとした他のアジアの国々では「豚」。
豚は猪を家畜化したものだが太古の日本では猪が豊富に獲れたので豚を飼育する習慣が無く、十二支が伝来した時に馴染みのない豚ではなく猪をあてたのだとか。
所々に豚の飾りが施され、随所でドラゴンダンスが披露されて普段よりも一層の賑わいだった。
その他、チャイナタウンには仏教寺院「シンガポール仏牙寺龍華院」やヒンドゥー教寺院「スリ・マリアマン寺院」などの見どころがあるが、また別の記事で紹介したい。