アートサイエンスミュージアムとマーライオン 前編

雨の日のお出かけ

アートサイエンスミュージアムの蓮

シンガポールの新居に引っ越してからの土日は家具・日用品の買い出しやら荷物の整理やらiphoneの修理やらに追われていたのだが、ようやく生活が落ち着いてきたのでそろそろ観光に行こうと決めた。

シンガポールといえば、まずはマーライオンでしょう! とマーライオン・パークへの行き方を調べていたところ、同僚S氏から「マーライオンはしばらく清掃中でブルーシートが掛かっているらしいよ」とのこと。

調べてみると確かに2018年の10/1~12/9の間が清掃作業期間で、「清掃作業中はマーライオン像(シンガポール公園)の周りに作業用に足場が設置され、カバーで覆われてしまうため全体像が見られなくなります。また期間中は放水もストップします。」とのこと。

しかも当日は雨模様だったのでマーライオンは次の機会にして、日本から持参したシンガポールのガイドブックで雨の日に子供連れにオススメという「アートサイエンスミュージアム」に行くことにした。

常設展「FUTURE WORLD」は入場時間が限られていて( 午前10時、午前11時30分、午後1時、午後2時30分、午後4時、午後5時30分 )事前予約したほうが良いらしいとのことで、インターネットで午前11時30分入場のチケットを購入して出発。

カトンの自宅前のバス停から36番バスに乗って15分ほどで最寄りのバス停に到着。

幸い雨はあがっていた。

マリーナベイの眺望

マリーナ・ベイ

バスを降りると目の前には有名なマリーナ・ベイが広がり、マリーナベイサンズやビル群が湾を取り囲んでいた。

マリーナベイサンズの隣りにある蓮の花を模した建物が、目的地であるアートサイエンスミュージアム。

右端にちらっと見える(赤丸で囲った)のは、まさか・・・。

清掃期間中でブルーシートが掛かっているはずのマーライオンだった。

どうも清掃期間中のどこかで清掃するというだけで、常にブルーシートが掛けられている訳では無いらしい。

コペンハーゲンの人魚姫像、ブリュッセルの小便小僧と並んで世界三大がっかり世界遺産と言われるマーライオンだが、周りの大きなビル群との対比も手伝ってか予想以上に小さいと言わざるを得ない。

ミュージアムの入館時間が近づいていたので、マーライオンには後で行くことにしてまずはミュージアムへ向かう。

ちなみに、シンガポール渡航直前に買った広角レンズ「SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM」をここで初めて使った。

これまでは目の前にバーンと広がるパノラマを満足に切り取れなかったのだが、見えている風景をそのまま切り取れる画角に大満足。

常設展「FUTURE WORLD」

家と家を道が結び、山と山を川が流れる

まずはガイドブックで「子供が楽しめる」とオススメの常設展「FUTURE WORLD」へ。

日本のデジタルコンテンツ制作会社「チームラボ」が手掛けた、映像技術を活用した体験型展示がたくさんあった 。

日本でもチームラボの展示がいくつかあるようだが、それまで見たことがなかったのでとても新鮮だった。

あるテーブルでは、テーブルの上に家や山などの置物があって、家と家を道が結び、山と山の間に川が流れるような映像がテーブルの上に映し出されていた。

置物を動かすと、それに合わせてテーブルの上の映像も変化していく。

川と道を交差させると橋が出来たりして、面白い。

自分の描いたイラストが動き回る

特に子供が夢中になったのは、自分が色を塗ったイラストが大きなスクリーンの上に映し出されて、自由自在に動く展示だった。

娘がUFOのイラストに色を塗って、他のUFOと区別がつくように自分の名前を書いたものをスキャンすると、スクリーン上に自分が描いたUFOが飛び回り始めて大興奮。

途中で怪獣が出てきて、子供たちが描いた建物を壊していく。

子供たちが描いた戦闘機にふれると、その戦闘機から怪獣に向けてビームが発射され、怪獣を撃退する。

自分が子供の頃にこんな展示があれば自分もさぞかし夢中になっただろうなと思いつつ、夢中で遊ぶ娘の姿を眺めた。

  • UFOに色を塗って読み取ると
  • スクリーンの上を動き回り
  • 怪獣をやっつける
色とりどりに光る箱

色とりどりに光るブロックの展示はフォトジェニックな感じだったが、暗い室内で箱だけが光っていると子供の顔が中々綺麗に写らず、カメラマン泣かせだった。

画面にタッチすると、タッチした場所に花とか星とかいろんなイラストが出てきて楽しげな音がする展示は、1歳に満たない次女も楽しめたようだ。

他にも、円形のテーブルの縁を小人が歩き回る映像が映され、手をかざしたり物を置いたりするとその上を小人が乗り越えていったりするほんわかした展示や、天井にも床にも色とりどりに光る球体だらけの展示など、光と映像と音を駆使したインタラクティブな展示の数々に、子供だけでなく大人も楽しむことが出来た。

長くなりそうなので、前後編に分けます。

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