ドタバタしながら談山神社へ
2018年写真部恒例桜撮影は、奈良県桜井市の談山神社へ。
談山神社は678年創建とされる、藤原(中臣)鎌足公を祀る歴史ある神社で、桜と紅葉の名所だそうだ。
「談山」の由来は、この地で中大兄皇子と中臣鎌足が大化の改新の密談を交わしたことにあるのだとか。
遥か昔の誰もが知っている出来事が、この地で起きたのだと思うと感慨深い。
カーシェアで車を借りて目的地に向かうのだが、途中で娘が車に酔って吐いてしまったので、高速を降りてスーパーでウェットティッシュやら雑巾やらを買い込んで後始末。
大半を娘の上着で受け止めていたので車の被害は少なく、備え付けのファブリーズも駆使してなんとか原状回復。
そんなに乱暴な運転はしていなかったはずだが、車窓に日除けがかかっていてずっと手元を見ていたようだ。 そりゃ酔うわ。
少し休んでから、ビニール袋を持ちつつ外を見るように伝えて再出発。
少し走るとお昼になってしまったので、途中の回転寿司で腹ごしらえ。
娘はあっという間に回復し、高めのネタをパクパク食べていた。 子供の回復力、恐るべし。
石舞台を通り過ぎ、山道を抜けると談山神社へ到着。
桜は散りはじめだが、ゆっくり撮影を満喫
4月になったばかりで、外はまだ肌寒かった。
娘は上着が着られなくなってしまったので私の上着を貸してあげたのだが、上着がないとやはり寒い。
寒いとはいえ、桜は見頃を過ぎて散り始めていた。
満開の頃に訪れたらまた凄い風景だったのかもしれないが、散りゆく桜も綺麗だったし、人出もそれほど多くなく快適に撮影することが出来た。
恋神社、十三重塔、龍神社
談山神社の境内は広く、見どころ満載だった。
縁結びのご利益が有名という恋神社では、神社の周りを時計回りに回って参拝することで願いが叶うということで、Mさんが早速参拝。
1532年に再建されたという現存する日本唯一の木造十三重塔や、926年に八百万の神を祀ったという日本最古の総社は、歴史を感じさせる重厚感があり圧巻だった。
龍神社は滝と岩座の側に小さな祠が建てられており、自然信仰を主体とした古神道の姿を今に残したパワースポットだった。
本殿と御朱印
本殿は神廟拝所に囲まれた造りで、神廟拝所は高床の座敷になっていて様々な歴史的な物が展示されていた。
ちょうど翌日が神幸祭だったようで、お神輿や飾りなど準備が進められていた。
神輿渡御が行われるのは2年に1度だそうで、次の日に訪れていれば貴重な祭祀を見られたかもしれないと思うと、ちょっと残念だった。
参拝の後、御朱印を頂いて帰宅の途についた。
桜が満開の見頃の時期だけでなく、夏の深緑、秋の紅葉も見応えがありそうなので、再び訪れたい。
そして、子供にはエチケット袋を携帯させることを忘れないようにしなければ。