2年ぶりの天神祭
今年も天神祭の日がやってきた。
我が家は大川沿いにあるので、天神祭の船渡御を歩いて見に行けるのだが、去年は出張で品川にいたので2年ぶりの天神祭になる。
ただ大川沿いといってもメイン会場からは離れているので、近場の大川沿いを歩きながら大川に浮かぶ船を見たり、出店であれこれ買って食べたりする程度なのだが。
今年は実家から浴衣を持ってきていたこともあって、家族3人浴衣で参加することにした。
5分ほど歩くと大川の畔に辿り着くが、川沿いの歩道は露店と人で溢れていた。
露店を満喫
早速、人の流れに乗って露店を見て回る。
娘が「金魚すくいをやりたい」と、人生初の金魚すくいに挑戦。
テレビで金魚すくいのコツを学んでいたようで、「こうやってやるんだよ」とポイを無造作に水に入れて金魚を追い回すが、あっという間に穴が空いてしまった。
店主の心遣いで新しいポイをもらうものの、それも同じように瞬時に穴を開けてしまった。
さらに店主から温情でポイをもらうと、今度は次々と金魚を掬い始めた。
三度目の正直で何かに開眼したのか!?さすがうちの娘だ!! と驚いたのだが、よく見るとそのポイは紙製ではなく網になっているようで、サービス用のポイだったようだ。
娘はたくさん掬えて得意顔だったので、サービス用のポイだったことは伏せて、褒め称えておいた。
こういう成功体験の積み重ねが自尊心の確立に寄与していくのだろうなと思い、店主に感謝した。
最終的に赤の金魚2匹と黒の出目金1匹をもらい、金魚すくいの露店を後にした。
(この後、娘が金魚の入った袋を振り回す暴挙に出て慌てて止める事件があったのだが、金魚は無事に熱帯魚のいる水槽に辿り着くことができた。
大きくなると熱帯魚を追い回したり食べてしまうことがあるそうだが、今のところは仲良くしてくれているようだ。)
金魚すくいの後は腹ごしらえ。
ポテトを皮切りに、かき氷、唐揚げ、イカ焼きと買っては食べて、お祭り定番の味を堪能した。
最近のかき氷は、器を数種類から選べ、シロップはセルフサービスのかけ放題が主流のようだ。
進化とは無縁だと思っていたお祭りの露店にも、サービス向上が求められる時代になったのかもしれない。
船渡御と奉納花火
一通り腹ごしらえを終えると、川に浮かぶ船を眺めながら帰路に着く。
ちょうど「御鳳輦船」が神楽を奏でながら川を北上していたので、お祈りする。
他にも勇壮な地車囃子を奏でる地車囃子船や船上で獅子が舞う天神講獅子船など、数多くの船が行き交い、ぼーっと見ているだけでも楽しい。
一通り見て帰宅した後は、テレビで天神祭の特番をつけつつ、家のベランダに出て奉納花火を鑑賞した。
背の高い病院が間にあって、花火の下半分が切れてしまうのが残念だが、家のベランダでのんびりと花火を堪能出来るのは嬉しい。 時々部屋に戻って、天神祭の特番でメイン会場の様子をみたりして残りの時間を過ごした。
天神祭は大体平日なのでなかなかメイン会場の催しを見に行けないのだが、来年は早目に仕事を切り上げてメイン会場の方にも足を運んでみたい。