東京都内最古の寺へ
品川での仕事の締めくくりで金曜の夜遅くまで仕事があったので、金曜の夜は品川に泊まって、土曜日に東京観光してから帰ることにした。
さて、どこに行こうと考えてみたものの、元々観光はあまり得意では無いので行きたい場所が特に思い浮かばない。
御朱印を始めていなければ、ここで「じゃあどこも観光せずに早く帰って寝よう」という結論に至ったに違いない。
ここはやはり御朱印巡りをしようと思い立ち、半日で巡れる寺社仏閣を調べたところうってつけのサイトを見つけた。
このサイトに従って、有名神社を巡ってみようということにしたのだが、最初は浅草寺の隣の浅草神社だったので、先に浅草寺に立ち寄ることにした。
浅草寺はテレビではよく見るものの、実はこれまで行ったことが無かったのだ。
調べてみると浅草寺は東京都内最古の寺で、戦後に天台宗から独立して聖観音宗の総本山になったそうだ。
雷門と仲見世
浅草駅から出て人混みに流されると間もなく、テレビでは何度も見た雷門が姿を現した。 やはりテレビで見るより実物は大きい。
雷門は慶応年間に火災で消失した後ずっとそのままで、1960年に松下幸之助さんが寄進され、提灯も以降10年毎にPanasonic社が修復・奉納しているのだそうだ。 素晴らしい。
金龍山の由来となった龍が描かれた提灯の底部も覗いてみた。
雷門をくぐると、これもまたよくテレビで見かける仲見世が広がる。
ほとんどのお店に昔ながらのキーホルダーやら提灯などの観光土産が並んでいた他、日本語が書かれたTシャツや扇子などいかにも海外からの観光客が好みそうなものも数多く並んでいた。
よく見ると周りの観光客の7、8割が外国人のようで、Cool Japan戦略は順調のようだ。
テレビでよく見る煎餅屋さんも見かけたが、朝ごはんを食べたばかりだったのでまたの機会にした。
宝蔵門と本堂
仲見世を何も買わずに通り抜けると、今度は宝蔵門が見えてきた。 これがまた大きい。
こちらの提灯には「小舟町」の文字。 付近の小舟町の有志の方が奉納しているのだそう。
こちらの提灯の下にも同じく龍の彫刻が施されていた。
裏に回ると大わらじが奉納されていた。
“「この様な大きなわらじを履くものがこの寺を守っているのか」と驚いて魔が去っていくといわれている”のだそうだ。
ふと遠くに視線を移すと彼方にスカイツリーが見え、東京最古と最新の二大名所を同じフレームに収めてみた。
本堂前にはこれまた有名な常香炉から煙が立ち昇っていたので、周りに倣って最近忘れっぽい頭に煙を浴びせてみた。
本堂には「志ん橋」の提灯。
こちらは新橋の方々からの奉納だそうで、歌川広重の「浮絵浅草寺雷門之図」に同じ図柄の提灯が描かれているのだとか。
本堂で拝んだ後、御朱印を頂きに本堂向かって左手にある影向堂へ向かう。
御朱印
御朱印は御本尊である聖観音のものを頂いた。
右上の「阪東拾三番」について調べてみると「坂東三十三観音」というものがあるらしく、その中の13番目の札所とのこと。
他にも大黒天や影向堂の九尊佛の御朱印もあるそうなので、また次回訪れた際に頂きたい。