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海と山で自然に触れる
私の実家は海辺にあり、自然に触れる=海岸 ということになる。
ハワイの海岸で遊んで間もないが、娘はやはり引いては寄せる波打ち際が楽しいようだ。
祖父母も一緒だったのが楽しさに拍車を掛けていたようで、大はしゃぎをしていた。
暑い日差しと熱砂、時折吹き抜ける熱風にクラクラしながらも、目の前に広がる大海原をしばし堪能した。
腹ごしらえは海の近くの定食屋。
残念ながら名物の生シラスは休漁日だったようで食べられなかったが、マグロの漬け丼は絶品だった。
娘は子供らしくラーメンを注文。
ラーメンをすすりながら、海で拾った貝殻を眺めてご満悦だった。
翌日、なんと隣家・親戚の初盆供養が3件重なり、両親と自分は手分けして参列することになっていたので娘だけ妻の実家の方へ。
妻の実家は山の方にあり、木々に囲まれて川で鮎を捕まえたり、捕まえた鮎を塩焼きにしたりして楽しんだようだ。
一方、私はというと知らない年配の方々ばかりの集まりに肩身の狭い思いをしつつ、周りに倣ってお焼香をしたり、墓前に線香を供えたり、迎え火を門から玄関まで焚いていったりと、シキタリに従うのに四苦八苦していた。
自分がいかに地元の風習や冠婚葬祭の儀礼に無知であるかを痛感した。
これからこういった場に参列する機会も増えてくると思うので、学んでいきたいと思う。
目の前で打ち上がる花火
夜は妻の実家の方の花火大会に参加した。
義母の実家が花火大会の会場のすぐ近くにあり、義妹と、義弟夫婦も集まった。
みんなでご馳走を頂き、浴衣に着替えたら会場に歩いて向かう。
向かう途中で既に花火が上がり始めた。
都会の花火大会であれば、そんなタイミングで会場に行っても当然座れる場所は無いのだが、ここでは会場の川辺の芝生はまだチラホラ空いており、悠々とレジャーシートを広げて陣取る。
人混みに揉まれることなく、近くでゆっくりと打ち上げ花火を堪能することが出来た。
最終日は両親に駅まで送ってもらい、昼過ぎの新幹線で大阪に帰る。
娘はやはり別れが寂しいようで、送ってくれた祖父母の車が見えなくなるまで見送っていた。
寂しさは、この帰省の間がいかに楽しかったかの裏返し。
この帰省の間だけでも、数多くの体験と感動があり、成長してくれたのではないかと思う。
自分としても親孝行が出来てよかった。
来年も休みが取れることを祈って、新幹線に乗り込んだ。