深緑撮影にるり渓へ
2018年深緑撮影は、京都府立るり渓自然公園に決定。
娘は結膜炎になってしまったのでお留守番。
写真部主宰のU氏と二人で、U氏の納車されたばかりの高級車で出発。
山間に入り昼食を取れるお店があるだろうかと心配になったが、るり渓の近くは「るり渓温泉」としてエンターテイメント施設が整備されていて、ポテポテパーク内のカフェ「ガーデンズ」でハンバーグランチを堪能した。
腹ごしらえをして、さて「るり渓」の入り口はどこかと車を走らせるが、一本道のはずなのにそれらしい駐車場が見当たらず小一時間迷う。
実は駐車場はるり渓の手前側(上流)と奥(下流)に2箇所あったのだが、手前の駐車場は気付かずにスルーし、奥の駐車場のすぐ手前で引き返していたことがわかった。
奥の駐車場に駐車して、散策開始。
深緑のるり渓
るり渓は「園部川が高原の斜面を侵食してできた長さ4キロメートルの渓谷」(京都府HP)で、「るり渓十二勝」と呼ばれる12箇所の見どころがあるようだ。
左の写真はるり渓十二勝のひとつで、滝の裏が空洞になっていて音がすることから名付けられた「鳴瀑」。
撮影スポットは滝から少し離れていたためか音は聞こえなかったが、深緑と滝のコントラストが美しかった。
るり渓は渓流のすぐ横に歩道が整備されていて、見どころには立て看板もあり、深緑と渓流の撮影を楽しみながらどんどん進む。
人もそれほど多くなく、穴場といった印象。
右の写真はるり渓十二勝のひとつで、大きな岩を刀で割ったように松の木が生えている「快刀巌」。
渓流写真は難しい
流れ続ける渓流の写真を撮るのは本当に難しい。
シャッター速度をいろいろと変えつつ撮影するも、水の流れを上手に表現出来なかった。
こういう撮影では、三脚を持ってくる必要があると感じた。
左の写真は、龍の水飲み場と言われる渇虯澗。
だんだん疲れてきた
夢中になって撮影しながら進んでいたが、奥の下流からスタートしたためずっと上り坂。
そして歩道が整備されているとはいえアップダウンがあり、気付かないうちに疲労が蓄積されていたようで息が上がってきた。
「だいぶ進んできたからゴールである通天湖まで後少しだろう」と思っていたところ、、、
左の写真の看板を見かけて心が折れた。
まだ半分以上残っているとは、、、
車まで戻る体力を考えて、途中で引き返すことにした。
ちょうどそのあたりに国道に抜ける抜け道があり、まるで脱落者用のルートだとU氏と笑い話をしながら国道に出て、国道沿いに車まで戻る。
気付かないうちに相当の高さを登ってきていたようで、蛇腹折りの道路をひたすら歩く。
右の写真は、「まさかこの下の道を歩いていくわけじゃないよね」と絶望しながら撮った写真。
もし娘を連れてきていたら「疲れた。おんぶ」と言われ、力尽きていただろうことを想像するとぞっとした。
通天湖ダム
車に戻って飲み物を補給して一息着く。
さっきまでは「もう帰ろう」というモードだったのだが、少し休むと「せっかく来たのだから反対側からも少し見よう」という気になる。
車で上流側の駐車場まで行き、そこから渓流沿いの歩道に降りると、目の前にダムと水のカーテンが広がる。
これまで見てきた自然景観の美しさと、人工のダムの迫力の対比が面白い。
帰り道はU氏に運転を丸投げして、心地よい疲労の中で居眠り。
途中で能勢市の道の駅「栗の郷」で休憩とお土産を買って帰宅。
るり渓は秋の紅葉もとても美しいようなので、次はもう少し体力をつけて三脚を持って訪れたい。