コロナ禍以前の記事です。
シンガポール4大動物園
シンガポールで動物園といえば、Wildlife Reserves Singaporeが運営している4パーク「シンガポール動物園」「ナイトサファリ」「リバーサファリ」「ジュロンバードパーク」が挙がる。
名前の通り「ナイトサファリ」は「夜」、「リバーサファリ」は「川の生物」、ジュロンバードパークは「鳥」をそれぞれテーマにした動物園で、ジュロンバードパーク以外の3パークはシンガポール北部の貯水池「Upper Seletar Reservoir」の湖畔にまとまっているのではしごも可能。
入園料はパーク毎に異なるが、シンガポール在住者料金でも大体大人30シンガポールドル(2,400円くらい)、子供20シンガポールドル(1,600円くらい)前後と、日本の動物園と比べるとお高め。
4パーク共通のファミリー年間パスなら、大人2人&子供2人セットで305シンガポールドル(24,000円くらい)なので、4パークに1回ずつ行くだけでペイ出来てしまう上に、園内トラムが無料だったり園内のお店が20%オフになるということで、年間パスを購入してゆっくり4パークを巡ることにした。
オープン・ズー
まずは代表格のシンガポール動物園。
上野動物園の2倍の敷地に300種以上の動物が展示されているのだが、その特色は柵を極力排除した「オープン・ズー」。
柵の代わりに堀などで動物が逃げ出さないようになっており、サファリパークさながらに動物を見ることができる。
日本のテレビ番組でも度々取り上げられているようで、日本人にも人気の観光地になっているようだ。
邪魔な障害物が無いので、写真好きにとってもありがたい。
入ってまもなく、通路の真上でごはんを取り合うオランウータンたちに遭遇。
上から落ちてこないかとヒヤヒヤしながらも、間近で動物を観察出来て子どもたちも大興奮だった。
「ゲーム・オブ・スローンズ」イベント
いろいろなイベントも楽しみの一つ。
この時にはファンタジードラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」との期間限定のタイアップイベントで、鳴いて動く数々のドラゴンや幻獣の展示がされていた。
ドラゴンも展示されている動物園は世界広しといえどもここだけだろう。
この展示はもう終わってしまっているのだが、後日「ゲーム・オブ・スローンズ」ファンだったことがわかった同僚Sさんにこの展示があったことを教えると、この展示を見られなかったことを大層悔しがっていた。
Sさんの為に、この場でいくつか写真を共有させて頂きたい。
広くて暑い園内
園内は屋根があまりない上に広大なので、晴れているととにかく暑い。
帽子、日傘、水筒はマスト。
動物たちにとっても暑いようで、日陰で涼んでいる動物が多かった。
普段見かけることのない珍しい動物たちを間近に観察しながら、園内を歩いていく。
園内には冷房が効いた「クールゾーン」や給水所が所々に配置されているので、それらをうまく活用したルートで散策に望みたい。
イベント
時間指定のイベントにも要注意。
「RAINFOREST Fights Back」は天幕下のステージで、熱帯雨林の動物たちがショーを繰り広げる。
観客がステージに上がって大蛇を巻き付かせられる定番のショーや、観客席の上に張られたロープの上をリスや鳥たちが縦横無尽に走ったり飛んだりする、観客を巻き込んだ演出がとても良かった。
無風の会場がとにかく暑かったのは辛かったが、楽しむことが出来た。
「Elephant presentation」は象のショー。
開始時間頃に向かうと、特設の会場は既に観客で埋め尽くされていて、場所を確保するのも一苦労。
複数の象たちのパフォーマンスは子どもたちもお気に召したようだった。
アスレチックも
動物を見るだけなのに飽きてきた長女にうってつけだったのが、「Houbii Spot」。
25ドル(2,000円くらい)とややお高めのアスレチックだが、3階建てのスリリングなアスレチックコースには移動可能な吊りベルトが配置されており、安心して遊ばせることが出来た。
最初怖がっていた長女も、吊りベルトのおかげで適度なスリルと挑戦を楽しんでいたようだった。
疲れ果てて動けなくなる前になんとか切り上げさせて、次のエリアへ。
無料のプレイグラウンドもあるので、小さな子供はそちらで遊ばせることもできる。
爬虫類に昆虫も
爬虫類が集まる「REPTOPIA」や、蝶々が乱れ舞う「FRAGILE FOREST」など、特色あるゾーンを巡る。
所々に動物のモニュメントも配置されていて、絶好の子供の写真撮影ポイントになっていた。
動物の写真だけでなく、家族の写真もたくさん撮ることが出来て大満足。
1日中楽しめる動物園
定番のキリンやライオンのゾーンを歩いていると、6時の閉園のアナウンスが流れてきたので入場口へと向かう。
1日中いても、全てを回りきれなかったくらい広大で充実の動物園だった。
今回は園内トラムを使わずに歩き回ったので、妻は「暑くて歩き疲れたから、1回で十分」とのコメント。
広大で暑い園内を無理なく回るためには、各イベント開催時間を踏まえて園内トラムとクールゾーンをうまく活用したりルートを事前に計画しておくことが重要だと痛感した。
動物園を出たあとは、夕食と休憩を挟んで隣のナイトサファリへ。