マリーナイーストとマリーナバラージ

引っ越しはがきの写真を撮りに

自転車道を通って撮影スポットへ

シンガポールに引っ越してようやく生活が落ち着いてきた11月末。

年賀状シーズン前に「引っ越しました」はがきを出すことにしたのだが、妻がはがきに使う写真を撮りに行きたいと提案してきた。

どうもこちらのブログを見て、ここで同じように家族写真を撮りたいと思ったようだ。

調べるとその撮影スポット(マリーナイースト)まで自宅からイーストコーストパークの自転車道路が通じており、家族全員の自転車をシンガポールに持ってきていたので、撮影スポットまでサイクリングを楽しむことにした。

涼しい午前中のうちに移動してしまいたかったのだが、なんだかんだ準備に時間がかかり昼前になってしまった。

予定よりも強い日差しの下、当初の予定通り自転車3台で自宅を出て、まずは海沿いのイーストコーストパークへ。

イーストコーストパークの自転車道

イーストコーストパークの自転車道(PCN)

自宅を出て数分、地下道を通って高速道路をくぐり抜けると目の前にイーストコーストパークが広がる。

イーストコーストパークはシンガポール南東の海岸に沿って細長く設置された大きな公園で、波打ち際にはところどころにバーベキューピットやベンチが備え付けられ、休日となると多くの人で賑わっている。

そんな公園を突っ切る形でPCN(Park Connector Network) と呼ばれる自転車道が整備されていて、こちらも多くのサイクリストの皆さんが自転車で疾走していた。

その流れを邪魔しないように気をつけながら、よく整備された2車線の自転車道を気持ちよく進んでいく。

難所の橋 自転車を押す長女

最初は快調だった妻子も、照りつける日差しと長距離のサイクリングにだんだん疲れが見え始めた。

不機嫌になり始めた妻のご機嫌を取りつつ、「もう少しだから」と鼓舞しつつ道をひた走る。

高速道路を超える橋は長い上り坂になっていて、長女は途中で漕げなくなり降りて自転車を押して進む。

サイクリングを決めたときに勾配までは計算にいれておらず、申し訳なかった。

そのうちにマリーナベイサンズが木々の間から見え隠れし始め、ようやくマリーナベイに到着。

疲労困憊だったのとちょうどお昼の時間だったので、Google Mapで探した近くのレストラン「Kontiki」へ。

Kontikiで一休み

おしゃれで涼しい店内

マリーナ・ベイサイドのおしゃれなレストラン「Kontiki」に辿り着いて一休み。

お昼時にも関わらず空いていて、穴場のお店だった。

クーラーが効いた店内で冷たいジュースで喉を潤し、おしゃれで美味しいパニーニで腹ごしらえ。

バーカウンターがあったので、夜はまた素敵なバーになるのだろう。

機会があればまた訪れたい。

お腹がいっぱいになって十分休めたので、つづいてマリーナ・ベイ沿いに南下。

マリーナイーストで写真撮影

マリーナ・ベイ全景

間もなく右側にマリーナ・ベイと、その向こうにマリーナ・ベイ・サンズやガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、シンガポール・フライヤーなどが見えてきた。

適当なところで自転車を止めて、行き交う自転車の合間を縫って写真撮影開始。

家族写真を撮ろうと三脚を取り出すまでは良かったのだが、三脚にカメラを固定する器具を忘れてしまった。

マリーナベイサンズと家族

仕方がないので自転車を三脚代わりに、サドルの上にカメラを載せて頑張った。

次女がなかなかカメラ目線にならず、長女もだんだん撮影に飽きてきて、妻も暑さで不機嫌に。

サドルからカメラが落ちそうになりつつ、なんとか及第点の写真を何枚か撮影することが出来た。

さて帰ろうかと辺りを見回すと、自転車道の先にマリーナ・ベイに架かる橋と、その先に大きな施設が目に入った。

折角ここまで来たのだからと、探検してみることにした。

マリーナ・バラージ

マリーナ・バラージの屋上

マリーナ・ベイを横切る橋を渡って着いた先は、マリーナ・バラージと呼ばれる貯水池で、渡ってきた橋はマリーナ・ベイの水量を一定に保つためのダムだった。

貯水池といっても臨海のレジャースポットとして整備されており、屋上には芝生が広がり、多くの人が思い思いに過ごしていた。

凧揚げをしている人もちらほら。

芝生の向こうには摩天楼、反対には青い海が広がり、海風が気持ちいい。

その絶景を存分にカメラに収めたかったのだが、妻子が強い日差しを避けるように早々に降りてしまったので仕方なく後に続く。

マリーナバラージのギャラリー前

屋上から降りると入場無料のGalleryがあったので入ってみる。

暑さで参っていた体に、強めの冷房が心地よくオアシスのように感じた。

Galleryではシンガポールの資源活用について、様々な展示がされていた。

水資源に乏しいシンガポールでは隣国マレーシアからの輸入に頼るだけでなく、国内十数箇所の貯水池、 下廃水のろ過再生、海水の淡水化などの取り組みがなされており、東南アジアでは珍しく蛇口から飲める水が出るとの説明があった。

ただし、ろ過再生により飲めるレベルになっているといっても、下廃水だった水が混じっていると思うとあまり口に入れたくないという心理が働き、我が家では飲用・調理用にミネラルウォーターを購入している。

アイス・カチャンとチェンドル

アイス・カチャンとチェンドル

喉が乾いたので、マリーナ・バラージ1階にあるお店でシンガポールのかき氷「アイス・カチャン」と「チェンドル」を食べた。

カチャンはマレー語で豆のことで、豆やコーンなどの具がかき氷にトッピングされている。

チェンドルは緑色のゼリーが乗ったかき氷で、ココナッツミルクがかかっていた。

いろんな具がある分、食べごたえのあるかき氷だった。

十分休息出来たので、自転車に乗って家路に着いた。

後日、全身日焼け&筋肉痛になったのは言うまでもない。

次回ははがきを作って出すお話を通じて、シンガポールの郵便事情をまとめてみたいと思います。

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