天満宮総本社「北野天満宮」へ
梅の見頃もそろそろ終わるということで、大阪天満宮に続いて天満宮総本社である「北野天満宮」に参拝してきた。
大阪天満宮の記事はこちら。
北野天満宮は大阪からのアクセスが非常に悪いようだ。
最寄り駅は嵐山から繋がる路線しかなく、基本はバスでの移動になるらしい。
ただし京都のバスの混み具合は有名で、子ども連れでのバス移動は避けたほうが良いとの情報もあり、バスではなくタクシーを使うことにした。
三連休の中日ということで道路も相当混んでいたようで、タクシーの運転手さんも「今日は混んでるねぇ」としきりに呟いていた。
社号標は無かったが撫で牛は多数
タクシーを降りると目の前に一の鳥居がそびえ立っていた。
最近は神社を訪れると社号標と鳥居をフレームに収めて写真を撮ることが多いので、さて社号標はどこかと探してみるが見当たらない。
その後もどこにも「北野天満宮」と書かれた社号標は見当たらなかった。
インターネットで調べてみても画像がヒットしないので、もしかしたら無いのだろうか。
北野天満宮は、明治時代に「北野神社」と一度改名している(「宮」を名乗れるのは祭神が皇族で、勅許が必要だったそうだ)ことに何か関係があるのかもしれない。
参道には所々に撫で牛が佇んでいた。
天満宮といえば神使の撫で牛が必ずあるが、これほどたくさんの撫で牛があるのは驚いた。
一体何体あるのだろうと疑問に思ったものの、すぐに数えるのを断念した。(13体だそうだ。)
娘に「撫で牛を撫でるといいことがあるかもしれないよ」と教えると、撫で牛を見かけては撫でていてとても微笑ましかった。
梅とメジロ
境内の梅は意外にもまだ満開を迎えていない様子だったが、満開に近い木々もあり白梅と紅梅のコントラストがとても綺麗だった。
梅に留まる小鳥を見かけ、シャッターチャンスとばかりに写真を撮りまくる。
30mmの単焦点で寄るのはこれが限界だったが、なんとも風流。
鶯かとも思ったがお決まりの鳴き声はなく、目の周りが白いのでメジロとのこと。
いずれも春を告げる鳥であり、まだ幾分寒さは残っていたものの春の到来が感じられた。
ちなみに事前に梅苑があると調べて来たのだが入り口がどこにも見当たらず、どうも閉苑時間(16時)が過ぎてしまっていたようだ。
事前に時間まで調べて、移動時間も考慮して来るべきだった。
参拝~御朱印
拝殿には流石に多くの人が列を成していた。 列に並んで参拝する。
並んでいる間に拝殿をまじまじと見ると、欄間には色鮮やかな虎や麒麟が彫られておりとても印象的だった。
後から調べてみると、「立ち牛」も彫られていたようだ。
「天神さんの七不思議」を全て華麗にスルーしていたようで、返す返す下調べしてから行くべきだったと後悔する。
奥の絵馬掛所には物凄い数の絵馬が掛けられていて、いかに北野天満宮が信仰を集めているかが感じられた。
自分も受験の時に、人事を尽くした後の神頼みとして近所の天神様(矢奈比賣神社)にお参りし、絵馬を書いて納めた事を思い出す。
最後に御朱印を頂いて境内を後にする。
小さな丸の周りに大きな丸を5つ配したシンプルな神紋が印象的だが、大阪天満宮とは若干模様が異なるようだ。
調べてみると、同じ梅の紋でも天満宮によって微妙に違うようでとても興味深い。
神社参拝の際に御朱印だけでなく、その神紋や由来にも思いを馳せると一層面白いかもしれない。