帰省からの帰り際、両親に駅に送ってもらう途中で母の産土神社である「府八幡宮」を参拝した。
この楼門は400年ぶりに全解体・改修を行ったばかりとのことだったが、以前と変わらない威容であった。
母もこの改修に奉賛したらしく、境内の芳名板に母の名が記されているのを確認した。
これから400年後も同じように改修が行われるのだろうかと400年後に思いを馳せてみた。
400年前と現代の違いや二次曲線的な進化スピードを考えると400年後は全く想像できないが、この400年間と同様に文化や技術は脈々と受け継がれていってほしい。
参拝後、御朱印を頂いた。
宮司さんが御朱印帖が伊勢神宮のものであることに気付かれたようで、「伊勢神宮にお参りしてきたの?」と尋ねられ、年末に伊勢神宮にお参りして御朱印を始めたことを話した。
自分なりのこだわりに気付いてもらえたようで、若干の嬉しさを感じながら駅へ向かった。
帰りの電車の時間があったためあまりゆっくり参拝出来なかったが、またゆっくり参拝したい。
御朱印にある「天平の社」について調べてみると、府八幡宮は天平年間(729~748年)に創建されたことによるものらしい。
このお正月に参拝したほとんどの寺社仏閣が1000年以上の歴史があるもので、改めて脈々と受け継がれてきた文化と歴史に驚きと敬意を感じた。
非常に充実した年末年始だった。
頂いた御朱印からの気付きなどもあり、改めて御朱印の面白さを感じた。
一年の計は元旦(お正月)にあり。 今年一年も同様に充実した年にしたい。