JCB THE CLASSカードとの出会い
これまでの記事で度々「JCB THE CLASSカード」の付帯サービスについて触れてきたが、ここでどんなカードなのかを経緯も含めてまとめておきたい。
事の始まりは新卒で入社を控えてた春先のことだった。
それまでクレジットカードを持っていなかった私は、社会人になるのを機にクレジットカードを1枚作ろうと思い立った。
さてどのクレジットカードにしようかといろいろと調査をしている中で、黒地にペガサスの券面が目に飛び込んできた。
それが「JCB THE CLASS」カードだった。
中二病をまだ引きずっていたのか、「おぉ、かっこいい!持ちたい!」と一目惚れしたのだが、どのようなカードか調べてみるとJCBの最上位カードで、JCB Goldカード保有者の中から相応しい人のみが招待される、招待制のカードであることがわかった。
相応しい人の例として「年齢40歳以上、年収1,200万円以上で、勤続年数10年以上の役員・管理職の方」が挙げられていた。
これは無理だ、と諦めかけた時に「ステータスよりも健全なクレジットヒストリーや年間決済額の方が重視される」との記事も見つけ、今からコツコツと利用実績を積んでいけば40歳くらいには手に入れられる可能性は0ではないと考えた。
また、入手困難なものほど欲しくなるのは人の性(さが)といってもよいのではないだろうか。
券面に惹かれただけでなくコンシェルジュサービスをはじめとしたエグゼクティブ向けサービスをスマートに使いこなすダンディな大人を、理想像としてそのカードの向こうに思い浮かべた。
JCB THE CLASSカード入手まで
長期的に「JCB THE CLASS」を目指してみよう決め、その前段としてJCB Goldカードを申し込んだ。
新入社員でゴールドカードの審査が通るのか不安はあったが、無事審査が通りJCB Goldカードを取得。
それ以来カードで支払いが出来る支出は全てJCB Goldカードに集中し、また飲み会の幹事を買って出て集めた会費をカードで立替払いをするなど、涙ぐましくもせせこましい活動をして年間決済は100万円超になった。
100万円というととんでもない額のように聞こえるが、一年というスパンで考えると普通に生活していてもそのくらいは支出しているようだ。
結婚、新婚旅行や転居などの大きなイベントがあると300万円を超える年もあった。
途中GoldカードとClassカードの間にJCB Gold Premierが新設され、招待があったので、CLASSカードへのステップとしてJCB Gold Premierに移行したりしているうちに、最初にGoldカードを申し込んでから6年が過ぎた。
もうその頃になると最初のモチベーションは薄れ、惰性でカードの使用を続けていたのだが、ある日JCBから小包が届いた。
いぶし金の箱にペガサスのマーク!? まさか!?
と思って開けてみると、まさしく待ち望んでいたインビテーションであった。
まさに「忘れた頃にやってくる」である。
前述の「相応しい人」の例にまだ何一つ当てはまっていないのに、本物だろうか? いやいや、これで調子にのって申し込んで落とされるパターンか?などとひとしきり怪しんだ後、高額の年会費を払う価値があるのか?このカードが本当に必要か?などと今更ながら怖気づいたりもした。
いずれにしてもこのカードとこのカードを使いこなす未来の自分に憧れてせせこましい活動をしてきたのだから、とりあえず申し込んでみて、落とされたり、使ってみて自分に合わなかったらやめようと考え、申し込むことにした。
2週間ほど落ち着かない日々を過ごした後、黒地にペガサスのカードが届いた。
利用可能額がそれまで5倍近くになっており、車も余裕で買えてしまう。 さすが最上位カードと唸ってしまった。
そんなカードを最初に使ったのは関西スーパー。
当然ながら店員は何の興味関心も示さなかった。そう、所詮は自己満足である。
JCB THE CLASS カードの使用感
JCB THE CLASSカードには数々の付帯サービスがあり、このカードの魅力でもある。
コンシェルジュサービス
ホテルや切符、コンサートのチケット、飲食店、タクシー、贈答品などの手配を24時間365日、電話一本で受けてくれるコンシェルジュサービス。
残念ながら庶民である私は高級なレストランや料亭の予約ではなく、主に飲み会の会場の手配をお願いしている。
こちらの要望(場所・予算・ジャンル・喫煙・好き嫌いなどなど)に対して必ず3店舗候補を出してくれて、その中から選ぶ。
いままで何度も使っているが、はずれだったことがなく非常に重宝している。
特に前回のプロジェクトの打ち上げではインドから来日したベジタリアンの参加者がいて、しかも忘年会シーズンだったので自分で会場を探していたら結構大変だっただろうと思う。
受け答えもこちらが恐縮してしまうほど丁寧で、心地よく会話が出来る。
予約が殺到する入手困難なチケットやホテルなども手配してくれることもあるそうだ。
ただ、以前大井川鉄道の機関車トーマスの乗車券の手配をお願いした時には丁寧にお断りされたこともあるので、融通が利かない部分もあるようだ。
グルメベネフィット
指定の高級レストラン・料亭の指定のコースが、1人無料になるサービス。
年2回、夫婦の誕生日にこのサービスを利用して一流の料理を家族で楽しむことにしている。
地方だと対象のお店が限られるのでなかなか利用しにくいのかもしれないが、幸い都会に住んでいるので対象のお店が多く、いろいろなお店を巡っている。
ちなみに今年の私の誕生日の記事はこちら。
*7/12追記
妻の誕生日の記事はこちら。
メンバーズセレクション
年1回のカタログギフトのサービス。
特にディズニーランドのClub33という会員制レストランで食事が出来るパスが目玉のようだ。
ちなみに今年選んだギフトはこちら。
Priority Pass
世界中の空港の会員制ラウンジが利用できるPriority Passも付帯サービスの1つ。
以前海外に頻繁に出張していた際には、大変役に立った。
最近同伴者1名も無料になり、ますます使い勝手がよくなったようだ。
などなど。
最近、京都駅にJCB京都ラウンジが出来たようなので、京都に遊びに行った時には是非行ってみたい。
まだまだカードを使い倒せてはいないが、QOLを高める1つのツールとして今後も活用していきたい。