ハワイ2016 1日目-② ホテル、夕食、花火

アストンワイキキビーチタワー

アラモアナ・センターでショッピングを楽しんだ後、チェックインの時間になったので荷物を預けていたアストンワイキキビーチタワーに戻ってきた。

今回は妻の実家家族と行動を共にするので、せっかくならコンドミニアムにしてみようと思い、評判の良いアストンワイキキビーチタワーを予約しておいたのだ。

さらに折角なので眺望が良い部屋にしたいと「デラックスオーシャンフロント」を予約したのだが、5～24階という設定だったので上の方の階だといいな～と願いつつチェックインしたところ、なんと24階を割り当ててもらった。

チェックイン時間ピッタリに来たのが良かったのだろうか。

部屋に案内されて、案内係のお姉さんがニヤリと得意気に扉を開けると、まず目に飛び込んで来たのは窓から見える眺望。

まさに目の前が全て海と空！

ダイヤモンドヘッドも見えて、眺望は言うこと無しだった。

案内係のお姉さんと、その後荷物を運んできてくれたベルボーイにそれぞれチップを渡す。

このチップを渡すタイミングがいつも悩みどころだ。

100平米の部屋は自宅よりも広く、キングサイズのベッドが鎮座するマスタールームとシングルサイズのベッドが2つ並んだゲストルーム、それぞれにバス・トイレ・洗面所が付いていて、お互いのプライバシーも守られていた。

IHキッチンに巨大冷蔵庫、炊飯器、食器や調味料一式が揃い、洗濯機に乾燥機まで付いていて、至れり尽くせりの設備である。

リビングにはソファーと机、　ダイニングには6人位が座れる円卓があり、広めのベランダ（ハワイではラナイというらしい）にはベンチソファーが2つ。

ラナイには時々鳥が羽根を休めに立ち寄るようで、人を怖がることも無く、動物好きの娘はとても喜んでいた。

口コミには「部屋は少し古い感じ」とあり、確かに最新の一流ホテルの室内と比べると古い感じは否めないが気になるほどでもなく、逆に温かみが感じられた。

コンドミニアムを一通り探検し、荷物をそれぞれの部屋に広げるとようやく一息ついてベッドに倒れ込む。

ここにずっと住みたいなーと思いながらゴロゴロしていると、不意にチャイムが鳴った。

扉を開くと男性が2人。　何やら空調設備に不具合があって修理したいとのこと。

「チェックイン前に対応しておいてよ」と心の中でぼやきつつ部屋に入ってもらい、20分ほどで修理を終えて出て行った。

これはホテル側の不備だからチップは要らないだろう。

後でフロントから謝罪の電話があったが、来て早々だったのでさすがに驚いた。

チェックインしたらすぐにワイキキでショッピングをしようと計画していたのだが、みんなショッピングより部屋でゆっくりしたいということで、夕食まで部屋でのんびり過ごすことにした。

初日の夕食は花嫁花婿と一緒に食べることになっており、事前調査で評判が良かったシェラトン・ワイキキ1Fの「カイ・マーケット」を予約してくれていた。

花嫁花婿とシェラトン・ワイキキのロビーで待ち合わせだったのだがハレクラニ側に遠回りしてしまい、なんとか裏口から入って合流出来た。

既に店の前には20人程度の行列。

なんとその行列は予約済みの人たちで、予約がない人は最短でも3時間後にご案内という人気ぶりだった。

事前情報ではテラス席が海がよく見えて気持ち良いとのことだったが、幸運にもテラス席に通してもらった。

席からはワイキキビーチとダイヤモンドヘッドが望め、ちょうど夕暮れ時だったので刻一刻と色合いを変える景色の中で、バイキング形式で色とりどりの料理を堪能できた。

娘はこれまでの疲れで爆睡してしまいご馳走が食べられずかわいそうだったが、どの料理もとても美味しく、フラダンスショーなどもあり、ハワイムード満点の素敵な食事会だった。

食事で満腹になった後、新郎新婦と別れてワイキキの通りを散歩しながら帰宅。

部屋に入る前に廊下の吹き抜けから見えた山側の夜景に思わず見とれてしまった。

日本の夜景は赤やら青やら、いろんな色の照明が散りばめられていてそれはそれで綺麗なのだが、ハワイのように温かみのある同系色で統一された夜景もまた美しい。

帰宅してほっと一息ついていると、「ドーン」という音が聞こえた。

何事かとラナイに出てみると、なんと真正面の海の上で花火が上がっていた。

花火を部屋から見下ろせるなんて、なんという贅沢！

海に映る花火がとても綺麗だった。

何の花火だろうと調べてみたが、毎週金曜日にヒルトンのビーチで上がる花火の情報しか出てこない。

今日は土曜日で、しかも船上花火なのでそれとは違うようだし、翌日以降は花火が上がらなかったので、かなりレアな体験をしたのかもしれない。

花火を堪能した後、渡航の疲れもあって、翌日以降に想いを馳せつつ泥のように眠った。