夏休みにバリ島へ
せっかくの夏休みなので旅行に行きたいと思い立ち、同僚Sさんのおすすめもあって3泊4日でバリ島へ行くことにした。
シンガポール チャンギ空港からバリ島 デンパサール空港まで直行便で2時間40分。
日本からだと直行便でも7時間40分かかることを考えると、行くなら今しかない。
デンパサール空港に着くと、いきなり血塗れの戦士が槍を持ってお出迎え。
ホテル「ARYADUTA BALI」
ホテルは空港から1km、バリのメインエリアであるクタ・レギャン地区の南端にある「アルヤデュタ・バリ」。
本当はもっと地区の中央に近いホテルが良かったのだが、夏休みで人気のホテルはどこも埋まっていたのと、妻の希望でショッピングモール併設のホテルを選んだ。
チェックインをしていると、ウェルカムドリンクとして黄色いジュースのような飲み物を頂いたのだが、オレンジジュースかと思って飲んだら生薬を混ぜ合わせたような、苦さとまずさのハーモニーを奏でるお飲み物でびっくり。
選ぶホテルを間違えたかなと心配したが、部屋は広々で快適。
隣接しているショッピングモール「リッポーモール・クタ」はまだオープンして数年のようで、綺麗でお店も充実していた。
遅め昼食をとったり、お店を見て回ったりしてのんびり過ごす。
クタビーチ
クタビーチはクタ地区の西端に広がる海岸で、夕日の名所だというので行ってみることに。
日の入りの時間ギリギリに到着したのだが、水平線上に雲がかかって残念ながら綺麗な夕日を拝むことは叶わなかった。
後日ガイドさんに聞くと、この時期は雲がかかることが多いのだそうで、結局滞在中に海に沈む夕日を見ることは出来なかった。
結構遠浅なところもあって、夕空が水面に写り込んで綺麗だった。
タイミング次第ではウユニ塩湖のような写真も撮れるかもしれないと思い少し粘ってみたが、この写真が精一杯。
夕日が見られずがっかりしている自分を尻目に、長女は貝殻探しに勤しんでいた。
周りを見渡すと多くの人でごった返していて、その中でビーチサッカーをしている若者の集団もいて危ないなぁと思っていたら・・・。
目の前で長女が吹っ飛んだ。
サッカーのボールが長女の頭に当たったらしい。
すぐに駆け寄って様子を見るが、ビーチ用の柔らかいボールだったのと砂がクッションになったようで特に怪我は無いようだった。
若者たちは駆け寄ってきて「ソーリーソーリー」と言いながら砂まみれになった娘の砂をはたいた後、すぐにサッカーを再開。
お気に入りのワンピースやカメラが砂まみれになってしまい半泣きの娘を元気づけながら、ホテルに戻った。
散々なショッピング
2日目は奥様によるショッピングデー。
シンガポールで活用している配車アプリ「Grab」がバリ島でも利用出来て、しかも安い。
大体20,000ルピア(140円くらい)で市内の移動が出来るので滞在中は大いに活用したのだが、行き先指定の際は要注意。
奥様がガイドブックを見て行きたいというお店の名前をアプリに入力して車を呼んだのだが、到着して辺りをうろうろ探し回ってもそのお店が見当たらない。
どうも全く違う場所だったようで、アプリを盲目的に信頼するのは危険なようだ。(インドネシア語で行き先を指定すれば希望のお店を指定出来たのかもしれないが・・・)
結局歩き疲れて、そのお店は断念。
テーブルウェアブランド「ジェンガラ・ケラミック」のアウトレット店もGrabアプリでは指定出来ず、近くのホテルを指定してようやく辿り着いた。
のだがお目当ての箸置きは数が無かったようで、ガイドブックに載っている別店舗へさらに移動。
ところがここでもいくらお店を探しても見当たらない。
どうやらガイドブックは古い貰い物で、そのお店は既に閉店したようだった。
本店は少し遠いところにあるので、ジェンガラ・ケラミックも断念。
不正確な情報に右往左往することになり、散々なショッピングだった。
正確で最新の情報の重要性が身にしみた。
ケマンギ・レストランでレゴンダンス
バリ伝統のレゴンダンスは一見の価値ありとのことで、どこで見ようかと検索してみると、ダンスを見ながら食事が出来るレストラン「クマンギ・レストラン」が見つかり、早速サイトから予約。
日本語で予約出来るのが実にありがたい。
レゴンダンスは毎晩18:30-19:00と20:00-20:30の2回公演とのことなので、18:30からのダンスを鑑賞したい旨をメッセージに記載して前日の夜に予約を入れたところ、最前列の特等席を手配して頂いた。
鉄琴が響き合うような独特なガムラン音楽と、ギョロリと動く目や別の生き物かのような手の動きが特徴的なレゴンダンスはとても美しく、5分毎に演目が変わって30分間飽きること無く楽しませて頂いた。
最後は希望者がステージに上って一緒に踊ったり、記念撮影をしたりして参加型のイベントがあるのも嬉しい。
料理も美味しくて、楽しい一時を過ごすことが出来た。
強いて言えば、ステージの顔出しパネルは雰囲気を壊すのでステージ脇に置いて欲しかった。