母と妹が一泊で寺社巡りに来阪し、「有名な阿修羅像が見たい」ということで興福寺を訪れた。
恥ずかしながら興福寺も、阿修羅像がそこにあることも知らないような状態だったので、驚きの連続だった。
訪れたのは祝日だったのだが、雨の予報だったからかそれほど混んではいなかった。
まず訪れたのは国宝館。
その名の通り、国宝ばかりが収蔵されていて、「国宝ってこんなにあるものなのか」と驚いた。
特に千手観音像、阿修羅像はまさに圧巻。写真では感じられない静謐な空気がそこにあった。
よく論評で「過去との対話」といった文言が使われるが、仏像と向い合ってそこに立つと、不思議と遥な昔に想いを馳せ、あっという間に時間が経ってしまった。
修学旅行生がよく来るのか修学旅行生向けの案内看板が出ていたが、この静かに仏像と向き合う感覚は中高生（しかも大勢でドタバタ移動する中）ではわからないのかもしれない。
大人になったからこそ味わえるものの１つなのかもしれないと感じた。
そういう意味では、これまであまり興味がなかった美術館や展覧会などに足を向けてみると、意外と興味深い出会いがあるかもしれない。
そのまま隣の国宝「東金堂」と「五重塔」に立ち寄った。
残念ながらあまり時間が無く外から眺めただけだったが、国宝の建物が並んで佇んでいる眺めは荘厳だった。
それ以外にも国宝のお堂や塔があるようだが、時間が無く今回は断念した。
また、中金堂は2018年を目指して再建の途上にあるとのこと。 再建された中金堂を含め、今回見られなかったお堂や塔を見にまた是非来たい。
途中、妹が御朱印を頂いているのを見て自分もやってみたいと思い立ち、その場で御朱印帳を購入して御朱印を頂いた。
阿修羅像と御朱印。 風情が感じられないだろうか？
これから寺社仏閣を巡る際の一つの楽しみにしたい。
そしてそれを記録したいというのが、このブログを始めたきっかけの１つでもあったりする。
新しい趣味「御朱印収集」、楽しんでいきたい。
