iPhoneに訪れた悲劇

シンガポールではGrabが便利

サービスが凄すぎた車

シンガポールは地下鉄(MRT)やバスなどの公共交通機関が非常に発達している上に運賃が格安で、移動に特に不自由は無い。

それに加えてタクシーやGrabも日本と比べて安く、1,000円程度で大体何処にでも行けてしまう。

日本でタクシーを乗るとなると、あっという間に2,000円とか3,000円とか超えてしまうので庶民の自分としてはほとんど利用することは無かったのだが、 シンガポールでは急いでいる時や荷物がある時など、気軽にタクシーやGrabを利用出来るのが嬉しい。

ちなみにGrabのようなサービスはまだ日本には普及していないので簡単に説明しておくと、一般のドライバーと乗客のマッチングアプリのようなもの。

アプリで現在地と目的地を入力すると金額が表示され、問題なければリクエストする。

すると近くを走ってる事前登録した一般のドライバーがリクエストを受けて、タクシーの迎車のように迎えに来てくれて、目的地まで乗せてくれるというもの。

ドライバーとしては空き時間に車を活用してお小遣い稼ぎになるし、乗客としてはわざわざ行き先を説明する必要が無く、事前にクレジットカードを登録しておけば支払いも自動で便利なサービスなのだ。

写真は、利用したGrabの中でもサービスが飛び抜けて良かった車内のもの。

飲料水や飴、携帯の充電をサービスとして提供されて驚いてしまった。

ドライバーに「こんなサービスは受けたことがない」と言うと、「日本のサービスには敵いません」と返ってきて舌を巻いてしまった。

iPhone粉々事件

ある日、会社のバーベキューの催しがあったので、会場となるイーストコーストのバーベキュー場へ移動。

移動は当然Grab。

同僚のO氏がサッと車を呼んでくれて、同僚3人と乗り合いで向かうことになった。

ところが、着いた所がどうもバーベキュー会場では無さそう。

O氏はGrabの目的地を郵便番号で指定したようなのだが(シンガポールの郵便番号は大体建物レベルで割り振られているので、通常は郵便番号を入れるだけで目的地に着く)、今回の目的地は建物では無かったこともあり郵便番号が示す場所が広範囲だったようだ。

そこで今度は自分が目的地に会場の住所を入力して車を呼んだところ、ちょうど先程乗ってきた車がつかまり、もう一度乗り込むことになった。

乗り込む時に、日本のタクシーと違って自分でドアを開閉しなければならない。

右の後部座席にドアを開けて乗り込み、ドアを閉めようとしたところで車を呼ぶために右手に持っていたiPhoneが邪魔になり、ズボンのポケットに無意識に入れ、空いた右手でドアを閉める。

全員乗り込んだところで出発。

10分程度走ったところで無事目的地に到着し、降りたところでポケットにiPhoneが無いことに気付いた。

同僚に電話をかけてもらうが一切音がしない。

同僚のスマホを借りて先程乗った車のドライバーに連絡してみるも、車に見当たらないという。

となると車に乗ったタイミングで落としたに違いないということで、もう一度車を呼び、先程車に乗り込んだ場所へと戻った。

同乗していた同僚全員が心配して同行してくれる中、これで無かったらどうしようと気が気では無かった。

銀行口座の決済からバスの乗換え情報の確認やGrabの利用まで、 ありとあらゆるサービスがアプリとSMSで提供されるシンガポールでは、スマホが無いと生活出来ないといっても過言ではない。

そのために、それまでガラケーユーザーだった自分がスマホを買うことを決心し、9月に新型iPhoneが出た直後に安くなったiPhone 8を購入したのだ。

それからまだ1ヶ月しか経っていないというのに・・・。

粉々になったiPhone

車が目的地まで近づくと、道路上に何か光るものを発見。

あった!という喜びと、まさか・・・という不安にかられながら近づくと・・・。

それは見るも無残に、粉々に踏み潰された自分のiPhoneだった。

やはり車に乗り込んだ時に無意識にスマホをズボンのポケットに入れ、それが中途半端だったためにポケットから道路に落ち、車に轢かれてしまったようだ。

その後のバーベキューではiPhone粉々事件をネタに、多くの人に顔を覚えてもらえたことは良かったのだが、頭の中はここまで粉々になったiPhoneが無事に直るのかどうかでいっぱいだった。

iPhone復活

翌日の土曜日。

一縷の望みをかけて、オーチャードのアップルストアへ朝一で駆け込んだ。

一応インターネットで事前予約も出来るようだが、予約出来るのは1週間後以降のようだったので、すぐにでも見てもらいたい場合は予約なしで行くしかない。

2FのGenius Barに行って修理を依頼すると、順番待ちで1時間後に来てほしいとのこと。

オーチャードで時間を潰していると、妻から借りたスマホにSMSで連絡があり、再びアップルストアへ。

担当者に粉々になったiPhoneを見せると、買ってから1ヶ月も経っていないiPhoneの無残な姿に同情してくれた。

いろいろと調査した結果ディスプレイの交換で直るとのことでホッとした。

AppleCareに入っていないので218シンガポールドル(約17,500円)との見積もり。

新品を買い直すより断然安いのですぐに修理を依頼すると、その場でバックアップを取ってくれて、1時間くらいで直るとのこと。

昼食を食べて一息ついたところでまたSMSで呼び出しがあり、三度アップルストアへ向かうと、新品かと見紛うほど綺麗に直った我がiPhoneとご対面出来た。

新しい液晶フィルターとケースを近くの専門店で買って、元通り!

ところが数日後。

iPhoneで写真を撮ろうとしたところ、画面が真っ暗で写真が撮れない。

どうもカメラが壊れているようだ。

仕方なく次の週末もアップルストアへ。

また同じように1時間の受付待ちの後、担当者に見てもらうと交換したディスプレイに付随のカメラデバイスの初期不良ということで、無償で修理してもらえた。

もう2度と悲劇を起こさないように、iPhoneを大切にしたい。

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