私の産土(うぶすな)神社である矢奈比賣神社に初詣に行ってきた。
産土神社というのは最近母から聞いたのだが、胎児の時に両親が住んでいた場所などによって決まるのだそうで、私の場合はこの矢奈比賣神社がそれなのだそうだ。
家族で訪れたのだが、娘が眠いとぐずったので妻子は車で待っててもらい1人で参拝することにした。
少しがっかりしながら参道を登った私を、赤い鳥居と霊犬悉平太郎像が出迎えてくれた。
元旦の昼下がりとあってなかなかの人出だったが、無事参拝出来た。
菅原道真公をお祀りしているからか、受験生とその家族が多く参拝していたようだ。
私も受験の際に参拝したのを思い出して懐かしい気分になった。
また、霊犬悉平太郎を祀った霊犬神社があるからか、犬連れの参拝者も多かった。
今回は妻子を車に待たせての参拝だったので霊犬神社まで行けなかったが、犬を祀った神社は全国的にも珍しいようなので一度お参りしてみたい。
御朱印と、産土神社ということで御神札も頂いた。
「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて春な忘れそ」は菅原道真公の和歌だが、御朱印に和歌が付くのは珍しいのではないだろうか。
・・・と思って調べてみると、和歌の御朱印もいろいろとあるようだ。
寺社仏閣と和歌との結びつきは切っても切り離せないということだろうか。
和歌と言って思い起こすのは、最古の和歌と言われる「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠めに 八重垣作る その八重垣を」である。